じっちゃまメモ2021年9月29日

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「北野誠のトコトン投資やりまっせ。」9月29日 – YouTubeでの広瀬隆雄さん登場シーンの備忘メモです。ざっくりとしたメモになっています。詳しくは番組をご確認ください。

本記事は情報の整理を目的としております。

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じっちゃまメモ2021年9月29日

アメリカのマーケットはこのところ不安定?

はい。静かにしています。普段よりキャッシュポジション高め、売り買い少な目で鬱々と日々を過ごしております笑

アメリカの長期金利が関係している?

関係あると思います。

長期金利が動いている理由は債券投資家の要求するリスクプレミアム、連邦財務上限引き上げ問題や中国恒大集団デフォルト懸念などがあり、債券投資家の債券に対する評価が渋い、辛いものによると思う。

しばらくこういう状態が続くと思う。

FOMCの結果だけが原因ではなく他のリスクプレミアムも織り込んでいるということ?

はい。

当然FOMCの結果も考慮されていると思う。

FOMCで言われたのは多分11月くらいにテーパーが始まる。そして来年の5-6月までに終わる、新規買い入れがゼロになるということ。

FRBが債券を買い支えていたが、買い手が減る。需給に対するインパクトは決して大きくないがネガティブな材料。

テーパー開始は織り込まれているという声が多いが?

信じていません。

2013年もそういうことは、いわれていたがいざテーパーが発表されるとマーケットが慌てふためいた。

ほかの市場参加者の言うことは一切信じないと決めている。

皆覚悟が出来ていないと思う。

なぜかと言うと、テーパーが始まり、その後利上げがあるなら、金融相場が業績相場にバトンタッチしていかないといけない。

業績相場とは金利の上昇を克服し、それ以上に業績が伸びること。

ところが10日前からコンセンサスEPSが下がってきている。業績相場ならなぜコンセンサスが下がる?おかしいでしょ。トリッキーな状況。業績相場に行かなければいけないが業績が下がる、ダメだーということ。

業績が悪いと利上げが出来ない?

はい、でもインフレが来ている。原油価格、天然ガスの値段などが上がっている。先日はイギリスでガソリンスタンドが行列している。

庶民はどういった理由が分かっていないが、インスタを見て、トイレットペーパー騒動のごとく、混乱し、駆け込む。

利上げをするときの判断基準として、景気が悪い・業績安定している、ということでなく、FRBは物価を見ると思う。

物価に対するFRBメンバーの考え方はどうなんだというと、今年の前半はインフレは一過性、そのうち収まるという考えだったが、だんだんだんだんインフレ予想は上方修正されている。一過性というのが長引いていて、一過性でなくなっている。

それをずっと突き詰めていくとスタグフレーション。景気が悪いんだけれどもインフレだけはどんどん進行してく現象。1970年代にそういうことが起こったけれども、株はボロボロだった。

株はボロボロだったと考えると、今の高い株価は安心できない?

はい。中途半端です。

目先は何と言っても連邦財務上限引き上げ問題を片づけないとダメでしょ。1か月、2か月だけ、期間延長とかの臨時法案を挿入しないとやりくりできないかもしれない。

ジャネットイエレン財務長官は10月18日くらいに資金が尽きデフォルトと言っている。

そのギリギリまで議員たちはパフォーマンスすると思う。来年選挙だから。株そっちのけですよ。

だから、なんで10月18日まで崖っぷちに突っ走っていくようなパフォーマンスが続くということが分かっているのに何で値ごろ感からきょう、株買わなきゃいけないわけ?そのロジックが僕分からない。

皆何考えてるのかね。ちょっと甘いんじゃないですか?

株が急落しボラティリティが上がる局面が続く?

はい。ぎゃあああああ、やめてええええっていう絶叫が出てこないと株は買いじゃないと思いますよ。今のVIXの水準なんて低いですよ。すごい中途半端な水準。ビビりが足りない。

コツン、っていう音が聞こえるまで売られる可能性に備えたほうがいい?

はい。もう、とにかく株は嫌、ぜんぶ投げ出したい、みんな売り、とみんなが白旗上げた状態では、今はない。

今みんなが考えていることはいつ買ってやろうか、ということしか頭にない。そういうスケベな根性で株買っても儲からない。まだ葛藤が足りない。

セリングクライマックスはいつ来る?債務上限?中国が引き金?

その可能性もありますよね。まあ10月下旬、11月くらいかもしれない。

ひょっとしたら企業業績かもしれない。

10月中旬から決算発表シーズンになりますが、もうすでに昨日シャオウィンウイリアムスという塗料のメーカーが利益警告をしている。

あっ、ていう感じの数字の下がり方。

もう企業業績の暗転は我々の眼前にあるリスク。

まず企業業績のリスクを認識して下さい。それが一番大事だと思う。

企業業績は今金利が上がり、しかもインフレでかなり辛い?

それと、船賃。コンテナ船の傭船料が上がっているとか、ロサンゼルスのロングビーチ港沖にコンテナ船が数珠つなぎに順番になっている、クリスマスツリーのデコレーションが届かない、とかが今問題になっている。

下手したらクリスマス商戦が凄い空振りに終わるリスクもあるわけでしょ。そんなこともあるわけで皆焦っている。

まだわかんないです。これどうなるか。

秋にはかなり警戒を強めたほうがいい?

はい。また中古自動車の値段もぐいぐい上がり始めている。なにこれー、という感じで。半導体不足で車が組みたてられず、新車が届かず、中古車の値段が上がっている。そういう状況。

企業業績は一筋縄にはいかないと思います。

企業業績がトリガーになる可能性があるということですね。

あります。

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