九条の大罪 第103審 命の値段⑫ 感想

真鍋昌平 ビッグコミック 九条の大罪 漫画

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これまでの登場人物
  • 九条 間人(くじょう たいざ) 弁護士
  • 鞍馬 蔵人(くらま くろうど)検事。九条の実兄
  • 烏丸 真司(からすま しんじ)九条の事務所のイソベン(=居候弁護士。弁護士事務所に雇われている弁護士のこと)現在は流木の事務所に勤める。
  • 壬生 憲剛(みぶ けんご)自動車整備会社社長・コワモテ
  • 有馬 (ありま) 弁護士
  • 嵐山 (あらしやま) 刑事
  • 莉乃(りの) 九条の娘。
  • 植田 篤彦 自殺をしたおじさん 口が悪かったらしい
  • 流木 信輝(ながらき のぶてる)白髪の高齢の弁護士 九条の父と面識あり
  • 山城 祐蔵(やましろ ゆうぞう) 弁護士 九条の父と面識あり
  • 菅原 遼馬(すがわら りょうま) 介護施設輝幸代表 輩
  • 久我(こが) 菅原の部下
  • 家守華恵(いえもり はなえ) コンサルティング会社経営
  • 佐恵子 家守華恵の義理の妹
  • 金本 卓(かねもと すぐる)大柄な不良 力士を目指していたらしい 父がヤクザ 故人
  • ミヨコ 金本の同居人
  • 曽我部 聡太(そがべ そうた) 配達員 壬生の後輩の下の人間らしい
  • 薬師前 仁美(やくしまえ ひとみ) ソーシャルワークつぼみ代表の女性。烏丸の知り合い
  • 宇田川 良子
  • 森田 ひき逃げ犯
  • 郷田 ヤクザ風の男
  • 市田 智子 毎朝新聞社会部 烏丸の知り合い
  • 京極 清志(きょうごく きよし) 伏見組の若頭
  • 佐久間 謙一(さくま けんいち) 京極を襲撃した輩
  • 笠置 雫(かさぎ しずく) 男性を殺害した若い女性、キャラクターのタトゥー
  • 中谷 修斗(なかや しゅうと) イケメン。マッチングアプリで雫と出会う 故人
  • ムーちゃん 39歳。ぼったくりバーの客引き。
  • 外畠(とのはた)雫の母衣子の内縁の夫
  • 粟生(あお)怪しい男。修斗とつながっている。
  • 亀岡 麗子(かめおか れいこ) 人権派弁護士
  • 田城(たしろ)雫のメイク担当
  • 小山義昭(こやま よしあき)=小林(こばやし)? トゥールビヨン企画の代表取締役
  • 白石 桃花(しらいし ももか)AV出演強要を訴えるモデル
  • 寿樹弥(じゅきや) No1ホスト
  • 笠置衣子(かさぎ きぬこ)雫の母親
  • 深見 警察官、組織対策課3年目
  • 又林 深見の先輩らしき警察官
  • 嵐山信子=愛美? 嵐山刑事の娘 故人
  • 犬飼勇人 嵐山信子殺害の為、少年刑務所に服役中、壬生の地元の後輩
  • 衣笠美穂 嵐山愛美の元飲み友達。
  • 炭山部長 嵐山の上司
  • 金ヶ原 ヤクザが原因で銀行口座を作れない女
  • 紗理奈 小山の娘
  • 門脇数馬(俳優志望➡サパークラブ勤務)
  • 音羽千歌(歌手志望➡ギャラ飲み女子)
  • 数絵 門脇数馬の妹。生まれつき体調がすぐれない
  • ももよ 数馬の俳優時代からのファンで風俗で働く
  • 山梨新一 整形外科医 エッチそう
  • 伏見組長 伏見組の組長。現在服役中。
  • 川原社長 数馬を大人の運動会に紹介したらしい
  • 小松 坊主頭の男。
  • 東村ゆうひ 烏丸の元居た法律事務所の人と思われる
  • 知恵光院翔 ライップスコーポレーションの男。門脇数馬に投資詐欺を行う。
  • 片桐士郎 私立探偵。壬生の依頼で数馬を助けようとする
  • 宇治信直(うじのぶなお) 検事部長。
  • 京極猛(きょうごく たけし)京極清志の息子。
  • 烏丸克伸 烏丸の父で東大法学部➡商社勤務。「東海道新幹線連続殺人」による無差別殺人にて亡くなる。
  • 雁金正美 (かりがね まさみ) 伏見組若頭補佐
  • 鍛冶屋小鉄(かじやこてつ)伏見組構成員
  • 艮克成(うしとら かつしげ)破門絶縁元ヤクザ
  • 出雲 死刑判決が出た男。詳細不明。
  • 船井 電車で暴行を行うオタのオッサン
  • 中林敏子 (なかばやしとしこ)烏丸克信を殺害した連続殺人犯に殺害された被害者
  • 鞍馬 行定(くらま ゆきさだ)九条の実父、検事
  • 佐山 弁護士。
  • 宇治 金、頭脳、暴力の三拍子が揃っていると雁金に評される伏見組のヤクザ。壬生の知り合い。
  • 白栖 雅之 白栖総合病院医院長
  • 白栖 正孝 白栖医院長の息子
  • 相楽 弘毅(そうらく こうき)東村ゆうひ弁護士事務所所属の弁護士
  • 平川 幸孝(ひらかわ ゆきたか)白栖医院長の次男で正孝の弟
  • 白栖 早苗(しらす さなえ)白栖正孝の妻
  • 平川 恵理子(ひらかわ えりこ)平川幸孝の妻
  • 山根 白栖正孝の学生時代の友人で現在は勤務医→製薬会社の査定の医者に転職
  • 朝倉優子 東村ゆうひ弁護士事務所所属の弁護士
  • 射場雅弘 白栖総合病院事務局長 
  • 有馬剛 事件屋 
  • 池尾 白栖総合病院の秘書 素行が悪く借金があるらしい

九条の大罪 第103審 あらすじ ネタバレ注意

委任状をもとにそこにいることの正当性を伝える九条だが、鞍馬蔵人は取り合わない

一方九条もそこから帰ろうとしない

関係資料を根こそぎ持ち帰るぞ、と捜査員に号令をかける鞍馬蔵人だが、その様子を九条はスマホで撮影している

撮影するなという鞍馬蔵人だが、九条は国家権力の横行を抑制する業務、といってやめる様子はない

場面が拘置所に代わり、池尾秘書が慌てている

不正受給について罪をかぶれという趣旨のことを相楽に言われて怯んでいるようだが、相楽は池尾には金銭的見返りがあることを告げ、解決を図っている

場面が変わり宇治の宿泊している高級ホテルのようなところに久我が呼ばれている

誕生日プレゼントに自分のドンピシャの趣味の時計をもらい子供のように喜んでいるが、なぜ宇治がこんなに的確に自分の欲しいものを知っているのか疑問で驚いている

いつ反社になったかと久我が宇治に聞き、宇治は15歳と答える

それまで父親からの虐待があり、殺すか殺されるかの状況で家を出たらしい

また、中学時代は病弱、チビ、ガリ、気弱でひどいいじめにあっていたが、一人の転校生にあったのが転機でその転校生は誰にも触れられないオーラがあったという

背を向け家に帰る宇治に、盗まれた靴を投げ、

お前今のままでいいのか? 一回嚙みつけよ。一瞬で変わるから。

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という声だけをかける

その言葉が響き、宇治は翌日一番いじめてきたやつを殺す気で暴行したところ、翌日から誰からもいじめられなくなったという

その転校生って今でも付き合いがあるんですか、というと

まーな、といい腐れ縁で一生付き合うんだろうな、という宇治

久我の時計を選んだ男だと明かすと、久我は涙と鼻水を流し、壬生さん、と震えて安心する

有馬は武闘派の部下数名を連れ山に穴を掘っている

その写真を射場に送って精神的に追い詰めようと画策している

九条の大罪 第103審 感想

場面が目まぐるしく変わる会だった

まず、鞍馬蔵人に関して今のところやや切れ味がないと感じた

捜査は行われるわけで、九条がそこにちょっと残っていようが多少の嫌がらせ程度であり、大きな流れは変わらない、ということなのかもしれないが、今のところ九条のほうが自分のやりたいことをできているように感じる

鞍馬蔵人は捜査の邪魔を出来の悪い弟がしている、としかとらえていないのかもしれず奥にある壬生の病院買収の目論見については何も気づいていないのかもしれないし、そう考えるのが自然だろう

しかし、鞍馬蔵人は仮に壬生の思い通りのシナリオになってしまったら非常に不快な気分になるであろうし、すべてが見えた状態ならば買収を阻止する別のうち手もありそうであるが、そもそも買収云々は鞍馬蔵人の仕事範囲ではないのでどうでもいいのかもしれない

池尾と相楽のやり取りは予定通りの感じである

宇治の過去が明かされた

中学時代に暴力をきっかけに人生を変えた、そしてそのきっかけには転校生がいた、という始まりのエピソードはウシジマくんの柄崎と丑嶋社長の関係に似ているが、違う点をいくつか挙げるなら、

柄崎は生意気な転校生である丑嶋に暴力をふるってやり返されたが、触れられない転校生である壬生は宇治に対し、一言以外は特に何もしていない点

柄崎は最初からヤンチャであり、ヤンチャ物の中でより強い鰐戸三兄弟からいびられていたのに対し、宇治はシンプルにいじめられっ子であった点

現在では柄崎は丑嶋社長の部下であり、丑嶋リスペクトの姿勢なのに対し、宇治と壬生は対等に近い関係になっている点

などがあるかと思った

いずれにしてもすごく良く似たシーンであり、壬生がいじめに加担しなかったエピソードは丑嶋への集団暴行・いじめなどに関わらなかった竹本と同じである

壬生は丑嶋っぽいと思っていたが、もう一つ竹本の要素も考慮していいのかもしれない

丑嶋はおそらく死亡、竹本も死亡もしくは廃人もしくは一生強制労働のような人生を送っていることを思うと、壬生の最期はもしかすると暗いものになるのかもしれない

また、丑嶋は最終的には債務者菊池文香をかばい、死んだ(と思われる)のと、竹本もほかの誠愛の家メンバー甲本をかばって強制労働にいったっぽいことを考えると、単純に伏見組に殺されるとかではなく、なにか弱い他人に巻き込まれる形で死んだりすることがあるのかもしれない

九条の大罪 第104審以降の展開は?

有馬が粘り強い

しかし、やっていることはどこかほかで起こっている心理戦・情報戦から一歩遅れて古典的な脅しにように感じる

いっぽうで有馬は九条を攻撃しても知識的にも肉体的にも精神的にも隙が無いことを悟り、今度は弱そうなところから落としにかかっているようだ

だからややわかりやすい有馬の脅しについても射場がどう感じるのかはわからず、射場を九条が守れるのか、というのがポイントになりそうだ

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