【米国株】スプリンクラー sprinklr NYSE:CXM IPO目論見書 S-1まとめ 

IPO目論見書S-1/F-1

スプリンクラーはブランドのSNSマーケティングなどを担う企業です。IPO目論見書S-1をメインにホームページなどからどんな企業なのかを調べまとめました。

本記事は情報の整理を目的としており、投資・その他の行動を勧誘する目的で作成したものではございません。投資の判断はご自身の意思と決定でお願いします。本記事の内容は主にIPO目論見書S-1をもとに作成していますが、翻訳における誤りや、具体的解釈の内容についての保証は致しかねます。

米国株 スプリンクラー NYSE:CXM IPO目論見書 S-1まとめ 

  • エンタープライズソフトウェアであるUnified Customer Experience Management(Unified-CXM)を提供
  • デジタルデータをAI活用し整理し、ブランドのマーケティングを助ける
  • プラットフォームに対する純粋な競合は無い

日本での取り扱い証券会社:(確認中)

SBI証券(確認中)

楽天証券(確認中)

マネックス証券(確認中)

DMM 株 (DMMドットコム証券)(不明)

リンクから口座開設できます。

必ずしもすべての証券会社が気になる銘柄を取り扱うわけでは無いです。複数の口座を持っておくことで、心配は減ります。

上場予定日はいつ?株価は? スプリンクラーのIPO公募価格、上場初値は?(公開価格18-20ドル→16ドル) (上場初値:14.6ドル)上場市場:NYSE 上場日:6月23日

公開価格は現在18-20ドルです。変更の場合確認後に修正します。

6月23日は14.6ドルで開け、終値は17.6ドルでした

引受幹事企業:モルガンスタンレーなど

引受幹事
  • モルガンスタンレー
  • JPモルガンチェース
  • シティグループ
  • バークレーズ
  • ウエルズファーゴセキュリティズ

などです

経営者:レジ―・トーマス

レジ―・トーマス

  • インド出身
  • 2009 年 9 月に Sprinklr を設立~最高経営責任者および取締役会会長
  • アライアンス・データ・システムズ社の一部門であるイプシロン社(現在はピュブリシス・グループが所有)でさまざまな役職を歴任し、2006年9月~2008年6月まではインタラクティブ・サービスの社長
  • 2001年~2005年:イプシロンが買収したEメールコミュニケーション企業Bigfoot Interactive社の最高技術責任者
  • ニューヨーク大学レナード・N・スターンビジネススクールで金融および情報システムのMBAを取得し、インドのポンディシェリー大学でコンピュータサイエンスエンジニアリングの学位を取得

ヴィヴェック・クンドラ

  • インド出身
  • 2018年5月~最高執行責任者
  • 2017年1月~2017年11月Outcome Health社のCOO
  • 2012年1月~2017年1月Salesforce, Inc.のExecutive Vice Presiden
  • オバマ大統領から初の米国最高情報責任者に任命され、2009年2月から2011年8月まで務めた。
  • ハーバード大学のバークマンセンターとショーレンスタインセンターの共同研究員も務め、世界経済フォーラムのヤング・グローバル・リーダーに選出された
    • メリーランド大学で経営情報システムの修士号と心理学の学士号を取得、バージニア大学ソレンセン政治リーダーシップ研究所を卒業

クリストファー・リンチ

  • 2013年7月~最高財務責任者
  • 2009年7月~2013年7月Bazaarvoice, Inc.の財務担当副社長
  • コンテンツマネジメント企業であるVignette Corporation(Open Text Corporationが買収)や、エンタープライズリソースプランニング企業であるJ.D. Edwards(現在はOracle Corporationの一部門)において、さまざまな財務上の役割を担う。
  • 米国公認会計士協会特別会員。

パビター・シン

  • 2016年1月~最高技術責任者
  • 2014年1月~2015年12月製品開発担当副社長
  • 2015年1月~製品開発担当ディレクタ
  • 2012年4月~2013年12月研究開発部長
  • Dhirubhai Ambani Institute of Information and Communication Technologyで技術学士号を、Management Development Institute of Gurgaonでマネジメントのポストグラデュエイト・ディプロマを取得。

売上・利益

スプリンクラー S-1より

サブスクリプションの売り上げが86~88%を占めます。

2020年1月期:33%、2021年1月期34%の売上を南北アメリカ以外から生み出しました。世界中の他の地域でのプラットフォームの使用をさらに拡大する重要な機会を予見しています。

スプリンクラー S-1より

スプリンクラー S-1より

何をしている会社?→多様で膨大なデジタルデータをAI活用し整理し、ブランドのマーケティングを助けるプラットフォームを提供

構造化されていない膨大なデジタルデータに対し、AIを活用して、持続的で統一された各顧客の情報を大規模に作成することを目的としたソフトウェアプラットフォームUnified-CXMを提供しています。

Unified-CXMとは日本語では

統一された

CXM(Customer Experience Management)=顧客体験マネジメント

の意味になります。

市場機会

電子メールや電話などの従来のチャネルから、メッセージング、チャット、テキスト、ソーシャルなど、拡大を続ける最新のチャネルへと移行し、46億人以上の人々が毎日利用しています。

また、お客様の期待もAmazon、Uber、Airbnbなどのデジタルファーストのブランドによってリセットされたように、変化しています。

企業側も、こういった動きに合わせ変化しており、現在86%の企業が顧客体験に基づいた競争をしています。

しかし従来のCRMをベースとしたマーケティングや顧客管理では名前や住所の整理は出来ても、何十ものチャネルを行き来する顧客の体験についての洞察が困難です。

あなたがよく使っているSNS・アプリは…
  • Instagram
  • Tiktok
  • Twitter
  • Facebook
  • Youtube
  • Line

…と様々なSNSを使って好みのものに「いいね」であったり「♡」であったりをつけたり「高評価」「チャンネル登録」をし、特定のサイトをじっくり眺めて、詰まらなかったらすぐ別のサイトに移動…という状況だと思います。

それぞれのチャネルごとにポジティブである表現が違うため、SNSを通じてあなたという顧客やブランドに対する評価の把握は困難になります。これらを整理してマーケティングに活用するツールが必要であるという認識です。

Unified-CXMは導入の初期段階にあり、CRM、ERP(Enterprise Resource Planning)、HCM(Human Capital Management)システムなど、従来の顧客データの管理方法を破壊する能力があると考えています。現在は市場開拓の初期段階にあり、ほとんど浸透していませんが、デジタルトランスフォーメーションによって世界の消費者取引の大部分が最新のプラットフォームに移行するにつれて、急速に拡大していると考えています。

業界データと既存顧客の売上分析に基づき、2021年4月30日時点でのユニファイドCXMプラットフォームのアドレッシング市場は約510億ドルと推定しています。

※推定値は、S&P Global Market Intelligence社の独自データに基づき、年間売上高が1億ドル以上と推定されるグローバル企業の総数を用い、この数字に2021年度におけるSplinklrの顧客のサブスクリプションの平均販売価格(ASP)を乗じて算出したもの。

当社は、大規模かつ急速に成長している市場で事業を展開しています。この市場では、企業はエクスペリエンス・データを活用してビジネスを行うことの有用性を理解し始めたばかりです。そのため、経験管理ソリューションの価値は今後も上昇し、当社のアドレス可能な市場は拡大していくと考えています。

商品・サービス クラウド型のソフトウェアを提供し消費者のブランド評価を分析

クラウド型ソフトウェアプラットフォーム「Unified-CXM」を提供しています。

幅広いソーシャルネットワークとメッセージングプラットフォームをカバーし、何百万ものニュースサイト、レビューサイト、フォーラム、ブログを利用しています。

オーディオ、ビデオ、画像を含む30チャンネル以上の非構造化データをリアルタイムで取り込む設計となっています。

AIを用いた分析により、消費者がブランドの製品についてどのようなことを言っているのか、また、地域やブランドの所在地によって顧客の体験がどのように異なるのかを明らかにします。

AIは高度でカスタマイズ可能な機械学習アルゴリズムの上に構築されており、1日あたり100億以上の予測が得られます。

ビジネスの成果を上げるために必要な、柔軟かつ正確でタイムリーなレポートを提供します。ソーシャル、メッセージング、広告、リスニング、オーディエンス、アドボカシー(熱狂的な支持者)、アセットマネジメント、タスクマネジメントなど、様々な指標が用意されています。

エンタープライズグレードでは、Salesforce CRM、Microsoft Dynamics、ServiceNowなど、20以上のビジネスアプリケーションとの統合が可能です。

顧客 1,021社、60か国以上。100万ドル以上の売上を持つ顧客数69社

フォーチュン100社の50%以上を含む1,021社の顧客を獲得しています。

2021年4月30日現在、顧客のうち、直近12ヵ月間のサブスクリプション収入が100万ドル以上の顧客は69社で、これは同期間のサブスクリプション収入の約47%に相当します。

顧客には、幅広い業種や地域のグローバル企業のほか、マーケティング会社や政府機関、非営利団体や教育機関などが含まれます。

顧客は60カ国以上に存在し、50以上の言語で当社のプラットフォームを利用しています。

2021年1月期、2020年2~4月、2021年2~4月で収益の5%以上を占める顧客はいません(各顧客の売り上げは最大で5%未満に分散されています)。※上位10顧客へのサブスクリプション売上集中リスクについては別途記載しています。

収益モデル

クラウド型ソフトウェアプラットフォーム「Unified-CXM」のサブスクリプションおよび関連するプロフェッショナルサービスの販売により収益を得ています。

サブスクリプション収入は、主に独自のUnified-CXMプラットフォームにアクセスするお客様からの料金と、関連するサポートサービスで構成されています。

サブスクリプション収益は、通常、各契約の開始日(通常は当社のサービスが顧客に提供された日)から関連する契約期間にわたって分割して認識されます。

サブスクリプションの契約期間は通常1年から3年で、平均期間は約18ヶ月となっています。通常、契約期間中の各年の初めに、年賦で顧客に請求します。

競合 純粋な競合はない

現在のところ、Unified-CXMプラットフォームと競合するような完全なUnified-CXMソリューションを提供している競合他社はないと思われます。

※Unified-CXMプラットフォームの特定の機能は、Unified-CXMカテゴリー全体の中で特定のセグメントで競合しています。主な競合他社には、ソリューションメディアソリューションなどのエクスペリエンス管理ソリューション、自社開発のソリューションやツール、ソーシャルメッセージングなどの隣接するUnified-CXMソリューション、カスタマーケア・サポートソリューション、従来のマーケティング、広告、コンサルティング会社、カスタマーリレーションシップマネジメントやエンタープライズリソースプランニングソリューションなどがあります。

リスク要因 Risk factor

リスク要因にはいろいろなことが書かれていますが、個人的に気になった点をいくつか記載します。

リスク要因① Unified-CXMソリューションの市場は新しく、急速に発展しています。市場の発展が期待よりも遅い場合のリスク。

Unified-CXMプラットフォームへのサブスクリプションの販売による収益の大部分を生み出し、今後も生み出す見込みです。

成功と成長は特にUnified-CXMプラットフォームの広範な受け入れと採用に大きく依存すると考えています。Unified-CXMソリューションの市場は新しく、急速に進化しており、この市場が現在予想以上に成長または成長が遅い場合、Unified-CXMプラットフォームの需要が悪影響を受ける可能性があります。急速な変化ゆえにUnified-CXMプラットフォームの導入率と需要、市場の将来の成長率と規模、または競争ソリューションの影響を予測することは困難です。

CXM市場の拡大はプラットフォームの使いやすさはじめ、プライバシーなど様々な要素が絡みます。Unified-CXMソリューションが市場の受け入れを達成し続けていない場合や何らかの理由でUnified-CXMソリューションの需要が減少した場合は、悪影響を受ける可能性があります。

リスク要因②ビジネスと成長は、第三者との戦略的関係の成功と、当社が管理できない第三者からのフィードバックデータの継続的な可用性と品質に部分的に依存するリスク

第三者のプラットフォームと統合し、データ提供を受ける上でのリスクが記載されていますが、Twiitterとの契約期間についても記載されています。

Twitterは、2025年2月28日に満了する契約に基づき、Unified-CXMプラットフォームをサポートする特定のデータを提供しています。Twitterとの契約が満了し、同じ条件または同様の条件で更新されない場合、または当社が義務を履行しなかったために終了した場合、業績が悪影響を受ける可能性があります。

リスク要因③少数の企業から収益のかなりの部分を生み出しているリスク

上位顧客に関しては集中リスクがあります。

上位10社のお客様は、2020年、2021年両方でサブスクリプション収益の19%を占めました。

S-1をみて、個人的に気になった点

個人的にはリスクファクターに実質競合なし!という記載があったことが一番テンションが上がりました。普通リスクファクターには何社かの競合が実名として挙げられていたりしますが、全くそれらの記載がないことから、少なくとも大規模で同様のサービスを展開している企業はないのではないかと思いました。

「商品やサービスがどう評価されているか」や特定のブランドなどへのファンの熱中度合いなどを知るのは今やこういったSNSやアプリでの行動分析が重要な一方、従来のマーケティングツールではなかなかたどりつけない部分なのかな、と思っております。

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