株式について「チャートパターン」という言葉を聞きます。いろいろな「チャート」の形を「パターン」化して分析することも株式の分析手法の一つです。オニールの成長株発掘法とマーケットのテクニカル分析を参考にしています。
本記事は情報の整理を目的としており、投資・その他の行動を勧誘する目的で作成したものではございません。投資の判断はご自身の意思と決定でお願いします。
テクニカル分析 ダブルボトムとは?
下落時から反転し上昇に向かうシグナルです。
言葉通り「ボトム」底を2回つけるパターンで一度覚えるとわかりやすいパターンの一つになります。
株式の「ダブルボトム」って何?どんな形のチャート?
上記のようにW型を示すチャートをダブルボトムと言うようです。
- 1度目の下落からいったんは株価が回復し、1つめの底を描きます。上の①~②
- その後再下落、再び上昇に転じることで2つめの底を描きます。③~④
ダブルボトムの買いポイントを次の項で説明します。
「ダブルボトム」の買いポイント。オニールの成長株発掘法でのチェックポイント
オニールの成長株発掘法という投資ではすごくメジャーな本で指摘しているポイントは主に以下になります。
もう少し細かい指標も触れられているので、チャートについてより精緻に管理したい方はこういった本などをお手元に持たれても良いと思います。
チャートには取引者の心理が現れるようで、特にWの2つめの底が1つ目を下回り、なお回復を示すというところで、弱い株主がふるい落とされなお一定水準に株価を戻す意味を持つようです。
「ダブルボトム」の形成にかかる期間は1か月以上。 ジョン・J・マーフィーのテクニカル分析
ジョン・マーフィーの分析によると
ダブルトップ(ボトム)形成にはだいたい高値(安値)を二つつけるのに1ヶ月くらいで、2から3ヶ月かかることもあるそうです。
つまり、1週間に2度下落した、とか2週間で底を試した、というのはマーフィーの言うところのダブルボトムには該当しないことになります。
「ダブルボトム」は反転シグナル。下落時のダブルボトムを注目。
下落時から反転し上昇に向かうシグナルです。と冒頭紹介しましたが、
マーケットのテクニカル分析でこれらの基本が書かれています。
ダブルボトムを覚えると「無造作にW型のチャートを探し、危機感を覚える」
というようなことに陥るかもしれませんが、前提として、それまでに「下落トレンド」が確認されることが重要です。
「下落トレンド」についてシンプルに述べるのであれば、中期での下落傾向の発見で、明らかな下落を続けている状況が直前になければダブルボトムは有効ではないです。
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