投資と損切に関する考察/ルール トレードや人生や恋愛を成功に導くカギは「トレンドフォロー」 まとめ/感想

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ルール トレードや人生や恋愛を成功に導くカギは「トレンドフォロー」 なる投資に関わる本を読みました。この本のまとめ/感想を説明しつつ、自分の言葉で整理していきます。

※かなり内容を省略し自分の言葉に置き換えています。

本にはトレンドをフォローする重要さに気付くまでのラリー・ハイトの思考と成長の過程がしっかり書かれていますので、単純な投資や人生の本というだけでなく物語としてもおススメです。

投資と損切に関する考察/ルール トレードや人生や恋愛を成功に導くカギは「トレンドフォロー」 まとめ/感想

ミント・インベストメント・マネジメント社の創設者ラリー・ハイトという人の投資と人生について書かれた本です。

こいぬ
こいぬ

カッコいい名前の会社、エリートっぽい!

ひよこ
ひよこ

いや、ハイトはとっても苦労人のようだよ

ハイトは優れた投資家ですが、一般的に投資家と言ってイメージする「できる人」でも「特別な生まれ、生まれながらの資産家」のようなタイプではありません。

それどころか、

太っていて左目は全く見えず、右目も少ししか見えない、良い方の目は失読症で何をやってもダメだった

という生まれながらにハンディを背負ったハイトがどのように考え、投資で成功を収めたか、ということについて書かれています。

また、この成功の哲学は投資に限らず人生の選択をよくするための重要なポイント、考え方であるという内容です。

ハンディを抱えるハイトが、自分にとってできること、やりたいことを考えた結果、投資にたどり着き、「いい賭け」をすることの重要さが書かれています。

こいぬ
こいぬ

僕もお金持ちになって恋人もできるかな!

ひよこ
ひよこ

そうだね、この本を読めばその確率は上がると思うよ。

結論:ルール でいわれていること トレンドに乗って大きく勝つ、そのためには取れる(負える)リスクを理解してゲームを始める。

ほぼ潔くタイトルに表現されていますが以下です。

本書で言いたいこと
  • トレンド(勝ち馬)に乗り続ける
  • そのために損したものを早めに切ってしまう(損切り)ことが重要
  • 損切をして、トレンドに乗って勝つという方法は投資においても人生においても重要である
  • 損、負けというものはベストな選択をしていても起こるものである

この本では数学や確立に基づいて投資・人生を考えていますが、数字に強くないとわからない難しい理論ではなく、行動原理としては非常にシンプルで妥当性の高い結論だと思いました。

トレンド・損切という言葉の意味が分からない人にもわかりやすく説明をしていきます。

トレンド・損切りとは①トレンドとは。一定期間と方向性を持つ流れ。

こいぬ
こいぬ

マイクロソフト。順調に伸びてるよね

ひよこ
ひよこ

細かく見ると上げ下げはあるけど、2018年頃はずーっと伸びてるイメージだね

トレンドとはある一定方向にモノが進むことで、例えば株式でいうと「ずっと調子がいい」とかそういう状態を示します。

たとえばこのチャートを敢えて一本の直線で書いてと言われば、ほとんどの人が右肩上がりの直線を書くと思います。

これは2019年前後のMSFT マイクロソフトのチャートで、この本が書かれたのが2019年2月(🔴部分)だったようです。

その時点で既に赤の➡に示すような右肩上がりを示していたと思います。

これがトレンドで、トレンドは一定続く傾向があります。

①素直にトレンドに乗るということ②乗った後はトレンドが終了するまでは降りる必要がない

ということを言っています。

では一方で降りなければならない損切とは何なのでしょうか。

トレンド・損切りとは②損切とは。自分のリスクに合わせて損をした際にそのポジションを解消すること。損切がなぜ重要か?

こいぬ
こいぬ

100ドルの株を買ったよ!

ひよこ
ひよこ

そうなんだ、何で買ったの?

こいぬ
こいぬ

もっと上がると思って!

100ドルで株を買った人は110ドルとか、120ドルとか、200ドルとか、とにかく100ドルより高い値段になることを想定して買っていると思います。

そこについては問題がないですが、問題があるとすれば、買った株は思った通りに上がらないということもある、ということです。

ラリー・ハイトはカードゲームをすべてカードが見える状態で行いました。

※こういう好奇心旺盛で何でも試したいハイトのエピソードはいっぱい書かれています。

こいぬ
こいぬ

カードが見える状態だったら絶対勝てるよね?

ひよこ
ひよこ

かなり有利だと思うけど、「絶対」なのかな・・・

ハイトは結果的にある種のカードゲームでは、すべてが見えていても負けてしまうことがある。と発見してしまいます。

「麻雀」とか、「UNO」、「大富豪」などをイメージするとそういう事もありそうですよね。

これは何を意味するかというと、負ける、損をするというのは、仮に未来が見えるような、場面でもあるということです。

とりわけ株式市場では「大暴落」など、足の踏み場もなくほぼ全銘柄がやられる状況があります。この状況では分散の利いたインデックス投資であっても一定レベルの損をすることになります。

全てが思い通りではないハイトは、人は間違いを犯すということに早くから気付いていました。だからこういった損や失敗を当然あるものと捉え、成功もまた確率のもとになされるということを本書では一貫して伝えています。

※バブル時にどのくらいの数値的リスクがあるかをカンタンにまとめた記事↓

トレンドフォローに大事になるルール

トレンドフォローにおいては勝ちを小さくし過ぎないことを強調されています。

恋愛・人間関係においても同じような例が成り立つようです。

たとえば以下のような経験はないでしょうか?

こんな経験はないですか?
  • ちょっと話してみた
  • 何だか感じが良い
  • 話が面白い
  • オンラインのやり取りがテンポよく続くし、苦にならない
  • もう一回会って話してみたら趣味が合う
  • 実はほかにもいいところがあると発見した
  • 遊んでみたら楽しかった

こういう状態が続いた後で「いい関係」を崩してしまうのはもったいないと思います。

良いことは続くということで、これは投資の世界でも頻繁にみられることです。

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たとえば、何も知らない子供に先ほどのチャートを🔴まで見せて、続きを書いて、といったら、ほとんどが右上がりを書くのではないでしょうか。

トレンドについては本書とは全く別の切り口である「マーケットのテクニカル分析」でも非常に重要なポイントとして書かれており、ほとんどのチャートパターンの分析の前提にある基本的な概念です。

日本の言葉でも「二度あることは三度ある」、とか「一事が万事」みたいなことが似たニュアンスで、一度同じ方向に振れた場合はそのまま良いことが続くということが経験則として当てはまると思います。

そして、トレンドに乗る為の前提として、損切ということを説明しています。

損切に大事になるルール 具体的な目安は定量的ではなく、リスク許容度

リスク許容度という言葉は直接使われていませんでしたが、いいたいことは自分のリスク範囲内で賭けをするということです。

こいぬ
こいぬ

リスクの範囲???お金が減ったりしたらリスクだよね。

ひよこ
ひよこ

必勝のゲームというものは無から、どこまで負けてしまったらリスクなのかを知っておくべきだね。

コインゲームを続けたい、という目的ならば、コインがなくならないことがゲームを続ける前提になります。

なのであっという間にコインがなくなるような賭けというのはリスクの大きな賭けになります。

あなたの人生や資産形成においてリスクというのはどのくらいでしょうか。これについてはあなたが決めるしかないことだと思います。

リタイアして給料が無い人と、若い人とではリスクが違います。人それぞれ置かれている状況によってリスクは違うのでこれは自分で考えるしかないです。

ただし、一つだけ重要な点として「時間」というものは上げています。

「時間を失う」ということはだれしも一緒なので、無駄な時間を使わないためにも損切というものは大事です。

人間関係に置き換えるとこんな感じです。

こんな経験はないですか?
  • 最初はいい人っぽかったのでもう一回遊んだ
  • 何だか態度が悪かった
  • ちょっと一緒にいると気を使う場面がある
  • ネガティブなことをよく言うことが発覚した
  • こちらから誘った手前関係を断つのは心苦しい

こいぬ
こいぬ

あるかも・・・でもどうしたらいいんだろ

ひよこ
ひよこ

2回目以降はもう面白くない時間が続いてるよね。

こういう状況では早めに関係を変えることを勧めています。

人間関係だと勇気が要りますが、株でいえばさっさと売ってしまうということです。

思い通りに行かない、想定通りではない、ということで株式についても予想は立てるものの確率のゲームであるというのがハイトの方法です。

損切・リスク極小化のためにできること

勝てそうなトレンドに乗ることや勝つ確率の高そうな場面を選ぶことがあっても、負けることは有ります。

リスクの範囲内で負けられるような賭けをすること=ポートフォリオ管理、分散ということを示唆しています。

こいぬ
こいぬ

なんかむずかしいな・・・

ひよこ
ひよこ

確率なのでもっと身近なじゃんけんにしてみようか。

たとえばじゃんけんで、1回の勝負で勝ち負けをしたら極論勝つことも負けることもあると思いますが、10回勝負したら10連敗する確率は低いはずです。

勝負の回数や方法を変えることでリスクを分散し、負けを小さくすることと、先に述べたように自分のリスクに達したら直ちにそのポジションを解消してしまうということになります。

むろん1回勝負で見事勝ったときのリターンは大きいですが、現実に置き換えてみて、「20年間ガチホ」だったり、「明日10%上がる銘柄の特定」なんてできるわけがないと思います。

賭けに負けることを前提として、リスクに備えることは妥当な判断です。

リスク関連でユニークなエピソードがあります。

若いハイトが授業中に先物にレバレッジをかける取引について説明を受けた際、クラスの全員がリスクを感じたのに対し、ハイトは大きなリスクよりメリットを感じた。というエピソードがあります。

一言でいえば、

  • レバレッジがかかっている=自分以外の資産をかけるチャンスがある
  • 証拠金を失うリスクがある
  • 複数の取引を行うことでリスクが軽減される

ということを考えた結果、「レバレッジがかかっているから危険である」という考え方ではなく、「賢いやり方、チャンスのあるやり方」と捉えたようです。

ハイトはハンディキャップがある一方、数字に強いという特徴があったため、先生の説明を聞いても数字で判断できたようです。

株式=賭け。常に上がり続けるからバイ&ホールドする考えは否定。ラリーハイトの定義する4つの賭けとは

ハイトは投資についてキレイごとを述べていません。

あくまで賭けである、と述べています。

ここまで実は「賭け」という言葉はたくさん使ってきました。

投資はギャンブルだ!と言うと語弊があると思いますが、「わからない、不確かなもの」である、ということは疑いようがないと思います。

そのうえで、四種類の賭けがあると説明しています。

  1. いい賭け
  2. 悪い賭け
  3. 勝つ賭け
  4. 負ける賭け

1.良い賭け=勝つ確率の高い賭けのこと

いい賭け=勝つ賭けと思いますが、いい賭けでも負けることは有ります。

あくまで勝つ確率の高い賭けがいい賭けです。

2.悪い賭け=負ける確率の高い賭けのこと

たとえば「宝くじ」のように仕組み的に負ける確率が高いものはハイトの定義では「悪い賭け」になります。

ただし、悪い賭け、でも勝つことがたまにあり、これを恐れるべきことと捉えています。つまり、原因の部分としては確率の悪いことをしているのに、たまたまの成功から確率の高いものと勘違いし、リスク管理を怠り、その後も続けて気づいたら損をしているケースがあるから、ということです。

3.勝つ賭け、4.負ける賭け…賭けの結果でしかない

ここまでをよく読んでいただければ勝つ、負けるはあくまで結果でしかなく、結果は確率で決まるということです。大事なのは良い賭けを続け、悪い賭けを避けるということです。

人生のあり方や、目標の立て方、能力の開発の仕方など・・・「ルール」はためになる名著でした

ルール トレードや人生や恋愛を成功に導くカギは「トレンドフォロー」

について、投資の説明部分を自分なりにまとめましたが、この本は投資についてだけを説明している本ではないです。

ハンディがあり、数字に強いハイトだから気づけた社会を生き抜き、自分の思う理想の人生に近づく人生哲学があり、ハイトは人生経験と思考、投資を通じてそれを得た、というのが本書の一番の内容です。

あなたが人生全て順風満帆、小学校から勉強も運動もNo1、仕事もお金も順調で家庭的にも何不自由ない、という人にとっては関係のない本かもしれませんが、等身大の自分に与えられた特性、武器をどう生かして自分の人生を歩むか、ということについて非常に良く書かれた本です。

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