2021年7月12日じっちゃまライブ宇宙ビジネス投資のポイント

じっちゃまライブ じっちゃまライブ

2021年7月12日のじっちゃまライブです。

本記事は情報の整理を目的としており、特定の銘柄や取引を推奨する目的はございません。投資にはリスクを伴いますので、自己責任でお願いします。

かなり言葉を省略しています。細かいニュアンスは動画を確認ください。

  1. じっちゃま(広瀬隆雄さん)パート
    1. 宇宙ビジネスについて
  2. Q&A
    1. 2回決算をミスしたら売却するという方針に問題ある?
    2. 大型株➡小型株にお金が流れるのはいつ頃?
    3. ZM ズームビデオ、OKTA オクタ今から買い増しは?
    4. インド・アフリカでおススメの株
    5. SPCE ヴァージン・ギャラクティック
    6. アーク
    7. 小型ロケットと超大型のロケットの差別化は?
    8. LMT ロッキードマーティン、NOC ノースロップグラマン
    9. 中国政府の仮想通貨マイニング規制以降ハッシュレート半分に。NVDA エヌビディア、AMD アドバンスド・マイクロ・デバイシズに対する需要減はあるか
    10. S&Pが鳴かず飛ばずの2000年~2010年の投資について
    11. 半導体銘柄について
    12. GAFAでいまおすすめは?➡AMZN アマゾン
    13. VACQ
    14. スペースデブリ―の撤去について
    15. ZM ズームビデオがS&P500に採用されたら理想買い、現実売りになる?
    16. グローバルな衛星通信サービスを中露のような地域で展開する制約は?
    17. ZM ズームビデオのカールスルーエ買収
    18. 2か月間配信しなかった理由は?
    19. ワクチンが普及し、これからは体験型旅行、ABNB エアビー&ビーは?
    20. 宇宙関連で有望なのは差別化されたサービス?
    21. WISH コンテクストロジック
    22. HA ハワイアン航空、UAL ユナイテッド航空、AAL アメリカン航空
    23. 先日金利が低下したにもかかわらずハイテク含むほとんどの株が下落。マルチプルコントラクションか
    24. mRNAワクチンや認知症治療薬などのイノベーションを投資チャンスととらえるならどう行動すべき?
    25. SPG サイモンプロパティズ RVLV リボルブ
    26. 利益が出ているとき、できるだけ伸ばすことと、強欲の分岐点は
    27. KOS コスモスエナジー
    28. OIH ヴァンエック オイルサービスETF
    29. 衛星インターネットの普及は既存通信会社にネガ?
    30. ASTS
    31. 新学期セールについて
    32. AAPL アップル、MSFT マイクロソフト
    33. SQ スクエア、PYPL ペイパル、MQ マルケタ
    34. FIREに向けた、 積み立てについて
    35. MQ マルケタ
    36. U ユニティ
    37. CRNC セレンス
    38. Twitterが有料サービス開始。
    39. つみたてNISA 全米・全世界株式+3資産分散型という商品をつみたてている
    40. 薬品株購入のタイミングは?
    41. テーパーリング開始されない場合どのようなセクターが注目される?
    42. SQ スクエア MQ マルケタ
    43. VACQロケットラボ、スパイアよりブラックスカイ、アストラの方が好き?
    44. QRVO コルボ
    45. RPRX ロイヤリティファーマ
    46. HCAT ヘルスキャナリスト
    47. ストライプのIPOは今年中にできる?
    48. イーロンマスクはスターリンクのIPOはテスラの長期保有者に優先して配ると言っていたが可能か?
    49. BIIB バイオジェン
    50. XMTR ゾーメトリー
    51. REGN リジェネロン
    52. OKTA オクタ➡AAPL アップルに切り替えは
    53. ARCC、MAIN
    54. PLTR パランティア
    55. レバレッジナスダック
    56. インカム目的のBDC銘柄への投資は?
    57. TAP モルソンコアーズ
    58. G20でGAFAなどグローバル企業に国際税制の枠組みが合意に至ったと思う。ナスダックに影響は?
    59. SPCE ヴァージン・ギャラクティックが理想買い、現実売りならほかの宇宙関連銘柄も下がる?
    60. TERN ターンズファーマシューティカルズ
    61. V ビザ
    62. MQ マルケタ
    63. ERJ エンブラエル
    64. SPCE ヴァージンい・ギャラクティック今日爆上げなら売り?
    65. CCIV
    66. OKTA オクタ
    67. ASTR アストラ 売上がないが何を手掛かりにホールドすべきか
    68. ブラックスカイ 10ドルでほぼノーリスクで合併発表日跳ねるという可能性は
    69. RIDE ローズタウンモーターズ
    70. ファブレスの長期保有は
    71. 8月テーパーリングにより調整になる場合、その後美味しいセクターは?
    72. KO コカ・コーラ
    73. ADSK オートデスク
    74. CCL カーニバル、NCLH ノルウェージャン・クルーズライン
    75. JMIA ジャミア
    76. 原油に関して
    77. 今ポジションを減らすべきかの見解は
    78. RSI ラッシュストリート
    79. UBX
    80. VTI何%持っている?
    81. BIIB バイオジェン今後急落リスクは
    82. AAL アメリカン航空
    83. ナスダック3倍でつみたてている連中がいる
    84. TRTN トライトン
    85. 米株の投資選定に事業内容意外に重視していることは?

じっちゃま(広瀬隆雄さん)パート

今日は宇宙のビジネスについて話をしたいと思う。

宇宙ビジネスについて

きのう、7月11日、SPCE ヴァージン・ギャラクティックのオーナーで創業者、リチャードブランソンを乗せて、宇宙遊覧飛行に成功した。

ヴァージンギャラクティックのフライト自体は20回以上実行されていて、直近の2回は宇宙船ユニティ号というスペースシップが自分でロケットを噴かせて大気圏の一番遠いところまで行って帰ってくる、そういうフライトに成功している。今回が初めての成功ではない。だが、なぜ昨日のフライトが非常に重要だったか。セレブのリチャードブランソンという経営者(70歳)が普通の人でも宇宙の遊覧飛行できると実証した。それが昨日のイベントの重要性だと思う。

宇宙のビジネスだが、いろんなビジネスがある。ローリスクも、ハイリスクも。昨日フライトに成功したヴァージンギャラクティックはすごくローリスクなビジネスと思う。その理由は飛行機でもって宇宙船を双胴船の真ん中にぶら下げて、大気圏の近くに運ぶ。だからロケットの打ち上げではない。高高度に来た時に母船から宇宙船を切り離し、そこでロケットを噴かしてもう一段高くいく。限りなく飛行機に近い。そして15分くらい宇宙の近くを回ったあと、バトミントンの羽のように自分で滑空して基地まで戻る、という仕組み。その関係で宇宙船はなんども再利用可能。そもそも滑空できるつくりなので非常に安全。

ただ逆に言えば地上86㎞くらいの高度しか飛べない、ということでこれを「宇宙船」と呼んでいいのかについては議論の余地がある。

たとえばジェフ=ベゾスというアマゾンの創業者がいるが、彼はブルーオリジンというロケットであと5日後に宇宙に飛び出す。ベゾスのブルーオリジンはホンモノのロケット。今回のヴァージンギャラクティックは疑似宇宙体験ということもできる。

ただすべての人が宇宙飛行士になりたいとは思わないと思う。大部分の金持ちは命を懸けてまで宇宙に旅立つとは考えておらず、いつもとは違うエキサイティングな観光・遊覧旅行ができ、宇宙からiPhoneでインスタに投稿してドヤれるとかの方が彼らにとって価値があると思う。

消費者が何を求めているかについて注意深く考えてみる必要があると思う。ジェフベゾスのブルーオリジンの方が本格的という議論もできるが、それって消費者が求めているものかというと、どうだろうねー。僕なんか非常に疑問に思う。

ヴァージンギャラクティックの話に戻ると、最近CEOをスカウトしている。新しいCEOはディズニーのテーマパークの責任者。つまり宇宙の専門家でもなんでもなく、エンターテインメントショービジネスの専門家。それからもわかるようにヴァージンギャラクティックという会社が目指しているものはサイエンス=科学の限界に挑戦するものではない、という話。

もう少し広げて、そもそも宇宙とはビジネスになるのか、とわだかまっている投資家が凄く多いと思うが、それは間違えている。宇宙は明らかにビジネスになる、というか既になっている。

売り上げ規模を語るうえでよく耳にするのは向こう10年で3,000億ドルの売り上げが宇宙ビジネスから見込めるということが言われる。それはかなり大きな市場。ただしその2/3はサテライトインタネット、アメリカでいうとAT&Tとかベライゾンとか、日本でいうソフトバンクとかNTTとか昔でいう電話会社、今でいう携帯会社、インターネットの接続のサービスを提供している会社に似ているインターネットサービスが売り上げの2/3を占めるだろうと言われている。

具体的にはどう実現されるか。Low Earth Orbit=低軌道と訳される地球のすぐ近くの宇宙にピッタリへばりついてくるくる回る人工衛星からインターネットのシグナルを消費者に送るサービス。実はサテライトインターネット、サテライトTVは昔からあったビジネス。でも従来のサテライトインターネット、サテライトTVは宇宙の遠くからシグナルをやり取りしていた。距離が全然違う。それがなぜ重要か。地球からかなり離れた人工衛星を配置すると大きな軌道を回るが、人工衛星の数が少なくても通信が途切れず地球とやり取りできる。つまり人工衛星1個当たりのカバレッジが長い時間地球とコミュニケートできる。人工衛星の数を節約できる。

しかし、大きなマイナスがある。それはレイテンシー、シグナルの遅延という問題。例えばYoutubeライブのようなビデオで遅延があると非常に良くない。そもそも遅延が生じる大きな理由は何かというと、人工衛星を配置する位置が地球から遠すぎる。そうすると遅延が起きる。その人工衛星を限りなく地球に密着させれば、その間でやり取りするシグナルの速度はものすごく速くなる。

実際、今の人工衛星とのインターネットはスペースエックスの子会社スターリンクがあるがほぼ光ファイバーと同じスピード、非常に速いと宣伝されている。

デザイン的に宇宙から人工衛星を通じてインターネットを提供するというデザインの方が光ファイバー網を地中に敷くビジネスモデルよりエレガントでメイクセンスする=理にかなっていると主張する人も居る。

それはどうしてかというと、地球の外に人工衛星をポコポコポコポコと数珠つなぎに配置してやる、それをコンステレーション(=星座)という。たくさんの人工衛星でつなぎ星座のようにカバレッジを広げるということ。その人工衛星同士は横でシグナルをやり取りする。地表から消費者が人工衛星に向けてやり取りしているのと同様に、人工衛星のコンステレーションもヨコヨコでハイスピードでやり取りをする。そうするとあたかも地球の周りをオブラートのように包むコンステレーションが一つのハイスピードネットワークを形成しているような形になる。これは非常にスピードが速いよねということになる。

それが人工衛星を使ったインターネットサービスで、例えばスターリンクのような会社がやろうとしていること。その利点は何かというと人口密度の低い世界のいろんな地域(実はそういうところの方が多い)にハイスピードインターネットを提供しようと思うと、光ファイバーではコスト的に合わない。地面を掘り返す手間があるから。過疎地のインターネットのソリューションとしてサテライトインターネットが注目されている。

投資家目線でその重要性を言うと、NTTとかソフトバンクのビジネス同様、毎月毎月携帯料金を払わなければいけないわけで、反復収入、反復売上、リカーリングレべニューになる。売り上げの予想が立てやすい。そういうビジネスは投資家は大好き。だから宇宙ビジネスといったとき一番大きな塊はリピートビジネスとか地味なインターネットサービスとかそういうものとまず頭に入れてください。

もう一つ代表的な宇宙ビジネスの例が、サテライトを通じて地球の様子を観察し、データを提供するビジネス。こちらもサブスクリプションのような契約形態。売り上げの予想は立て安く、投資家に魅力。例えばプラネットという衛星写真の提供会社がある。そういうビジネスをコンステレーション企業という。ほかにもSFTW ブラックスカイ、NSH スパイアという会社が存在する。それらの定点観測企業が本当に欲しがっているのは地球を定点観測するデータ。人工衛星は彼らがビジネスをするうえで打ち上げなければならない、仕方なくやっていること。人工衛星を打ち上げるにはロケットが必要で、ロケットとビジネスをやるのもコスト、というか、仕方なく付き合うということ。

今何がボトルネックかというとそもそもロケットの打ち上げ回数が少なすぎる。その打ち上げ頻度の限界が宇宙から地球を観測するビジネスの立ち上がりを遅延している。データサービスを提供したい会社はたくさんあるが、いま各社とも順番待ち状態。それを解消するのがロケット打ち上げビジネス。

もう一回この部分を整理すると、宇宙開発というと火星に行くのか、月に行くのか、と遠くに旅行することを発想しがちだが、今宇宙ビジネスで一番ホットなのは地球に限りなく密着した宇宙、Low Earth Orbit=低軌道を利用してビジネスをするのがホットなエリア。そのためにはポコポコポコポコいくつも人工衛星が必要。そのためには打ち上げ回数も増やす必要がある。そういった算盤で宇宙のビジネスが脚光を浴びている。

たくさんの回数、たくさんの人工衛星を打ち上げるなら1回あたりの打ち上げコストは大幅に下がって来なければいけない。実際スペースエックスが出てきて、1960年代にNASAがやっていた打ち上げコストの1/100くらいに下がっている。今後も下がってくると思う。

ロケットの打ち上げビジネスは向こう10年間でだいたい1,000億ドルくらいになるといわれている。注目されている企業はスペースエックス以外にはASTR アストラという会社がある。2016年に創業されてもうこれまで50回くらい打ち上げをテストしていて、顧客数は10社くらい。2020年~ロケットの打ち上げに成功している。2025年までに1日1回打ち上げを目標にしている。彼らは自分たちは宇宙のフェデラルエクスプレスになりたい、自分たちのやっていることの位置づけは運送会社。人工衛星その他のペイロード(運ぶもの)をタイムリーにローコストに宇宙に届けるという認識をしているのがアストラ。1回あたりの打ち上げに必要なコストは310万ドル。そんなにな高くない。もうひとつアストラが顧客に約束していることはうちと付き合えば、次の打ち上げのスペースを確保するまでに待たされる、ということは必要ないということ。たとえばスペースエックスのばあい、順番待ちで予約が詰まっているので自分の人工衛星を乗せるには順番待ちが必要になり、打ち上げのロケーションは限られている。そうするとコンステレーションというのはそもそも自分がインターネットサービスを構築するのにカバレッジエリア、つまり必要な場所に必要な人工衛星を配置しなければいけない。例えばブラックスカイのような衛星写真の会社でも一緒。たとえばロシアの上空に人工衛星を配置して、ロシアの様子を観察したいなら、そこに人工衛星を持ってきてくれるようなロケットが無いと意味がないが、そういう順番が回ってこないかもしれない。アストラがセールスしていることは世界のどこからでもテキパキロケットをもっていって簡単にローコストなロケットを打ち上げ、あなたの為だけに必要なところにネットワークを作る、ということを提案している。大きな価値提案。

現代のロケットというか宇宙ビジネスは昔と違ってソフトウェアセントリックになっている。

かつては弾道計算とか、ロケットを打ち上げるにはどのくらいの推力が必要で、第1弾ロケットはどのくらいの大きさで、どのくらいの規模で爆発させて…という物理の世界だった。今の宇宙ビジネスはそれに比べるとソフトウェア的なビジネスになってきた。スケールというか、どれだけたくさんのものを宇宙に持っていけるか、は問題ではなくなってきている。いかに効率的にコンステレーションをデザインするか、そしてどうやったらフレキシブルに地球のどこからでも、いつでも人工衛星を打ち上げられるかのシュミレーションが非常に重要になってきている。

それと同じことを何回も何回も繰り返す中で小さな改善を行う、イタレーションというが反復の中で改善する、そのサイクルの速度が上がっている。

もう一つ重要な最近の宇宙ビジネスの特徴としてオフザシェルフ、1回ごとに新しい人工衛星をデザインするのではなく、マクドナルドのハンバーガー式に標準化されたロケットで標準化された人工衛星を何度も打ち上げる、量産によるコスト削減が注目されている。

Q&A

一問一答形式のQ&Aです。

2回決算をミスしたら売却するという方針に問題ある?

まず、いい質問。

若い会社の場合1回でもミスしたら売ってください。投資家とその企業の間に信頼が薄いから。投資家からそっぽを向かれるリスクが高い。

ペプシコやスターバックスのような企業も歴史の中でずーっといい決算を出し続けた実績がある。投資家は良い思いをした過去の記憶がある。両方とも立派な企業、しっかり経営されている。そういう会社が1回くらいミスしても許してやらないといけない、という心の動きになる。

エスタブリッシュされた、評価の高い、安定している企業が取りこぼすなら1回は多めにみる、2回連続して悪かったら売る、というストラテジーは悪くないと思う。

でもすべての企業に等しくそのやり方が当てはまるのではなく、ペプシコ・スターバックスだから許されるという局面がある。若い企業ほど決算にシビアに接して。操業100年目とか老舗企業ほど決算はどうでもいいとは言わないが、大目に見られることが多い。

大型株➡小型株にお金が流れるのはいつ頃?

ふつう、景気がピークアウトして不況が訪れそうなときは、中小企業の方が業績が悪くなる度合がはげしいので、そういう局面では小型株はアンダーパフォームすると思う。しかし景気が大底から反転して拡大に向かう場合、小型株のほうが、早く大型株より業績を改善しがちと思う。景気のサイクルに合わせどちらが人気化するか、という順番が決まってくると思う。

今の世界の景気は去年新型コロナが襲って、景気が奈落の底に突き落とされ、底から這いあがってきた。その這いあがり度合いはものすごく鋭角的にV字で景気拡大してきた。今この瞬間では急ピッチな改善が終わりかかっている。たとえば中国は世界で1番最初に武漢で新型コロナが発生してロックダウン、外出禁止令が出たのも世界で一番最初だった。景気がズッコケたのも世界で一番最初。しかし、その後ロックダウン解除、景気が回復したのも中国が世界で一番最初だった。いま中国が何をやっているか。急激な落ち込み、V字型の景気拡大、GDPは前年比5.8%成長くらいだったのが新型コロナで-6%くらいに落ち込んで、前々回の四半期は+18%に瞬間風速で上昇、今は+8%くらいで推移。そして今ドンドン減速している。

中国に起こったことはしばらくしてからアメリカに来る。今アメリカの投資家が心配しているのはスローダウン。いまでもコモディティ株、FCX フリーポートマクモランとか、AA アルコアとか景気敏感株をいじっている投資家は僕はぼんやり者だと思う。

世の中はさっさと次のステージに移っているわけで、今時バラ積み船が、銅が、鉄鉱石が、と言っている投資家ははっきり言ってあまり相場上手くないと思う。

今心配しなければならないのはスローダウン。そういう局面で小型株はアンダーパフォームする。

ZM ズームビデオ、OKTA オクタ今から買い増しは?

ズームはチャートポイントに来ていない。最近は上昇基調で、先週はずりっと下がったが手掛かりに欠ける。何とも言えない。

OKTA オクタも手掛かりに欠けるチャート。200ドルをボトムとして300ドルを上限にした、大きなトレーディングレンジの真ん中。

しかし、これ以外のSaaS銘柄では今旬というかチャートポイントというか面白い局面に差し掛かっている銘柄はすごく多い。

たとえばCRWD クラウドストライクは上値抵抗線を突き切って、買いポイントに入り、一段高しようとしている。非常に強いチャート。

ZS ジースケイラーもチャートポイントに近づいている。チャート的には半煮えというか煮詰まっていないが、カップウィズハンドルのカップがほぼ完成してる。非常に興味深い、チャート的にはタイムリーな銘柄。

DOCU ドキュサインもこれまでの上値抵抗線のツラまで来ている。ピボット=買いポイントに限りなく近づいている。

VEEV ヴィーバシステムズも同じようなチャート。過去の最高値のツラのところまで来ている。カップウィズハンドルのカップが完成している。ピボットポイントに今入ろうとしているチャート。

WDAY ワークデイはあまり良くない。

NOW サービスナウも上値抵抗線とツラのところまできて、今ピボット、買いシグナルを発しようとしている。

何でソフトウェア株、SaaS、在宅関連が今相場なのかという話に戻れば、デルタ変異種も関係しているかもしれないし、経済再開でみんなエキサイトしたが、実際再開したらあんまり再開していないな、オフィスに帰ってきていない、出張も戻ってきていない、と行楽・観光・バケーションは別として出張はダメ。主に経済再開はビジネスのサイドで落胆すべき状況だった。

日本の方には分かりにくいと思う。日本なら経済再開、会社に出て来いと言われたら出社拒否はできないが、アメリカは出社拒否はいくらでもいる。仕事できる奴ほど会社行かない、とふいっと横を向かれる。じっちゃまのワイフの友達でデイブという人が居る。おおきな弁護士事務所に勤めていてかなり偉い人。経済再開でオフィスに出てこい、と号令を出し、出社してみると、デイブと秘書鹿出社していないという状況だった。それで昼ご飯をタダにする、ビュッフェをするなどお願いしていても社員がオフィスに帰ってこないとプンプンしている笑

社員証のカードが入館証になっていて、ピッとかざして入り口に入ることでアメリカのオフィスでは出入りの管理はきっちりしている会社が多い。社員証のデータからすると25%、30%の出社率の会社はマンハッタンにもゴロゴロある。というか一流企業はその程度。

みんなが会社に出ないならランチブレイクでレストランに行く人も少ないだろうし、いろんな経済活動が昔の100%に戻っていないということを意味する。みんながオフィスに出てきていないなら出張する意味もなく、飛行機のビジネスクラスもガラガラ。

そういった具合で、いまリア充関連銘柄、航空会社、ホテル、例えばハイアットとかビジネス客を相手にしているところは苦しいと思う。

もうリア充銘柄の時代ではない。旅行関係、リア充関係は大きなチャレンジがあることが明らかになりつつある。そのチャレンジとは何かというと、去年はズームばっかりで、ズームに飽きた、と言われていた、経済再開ならズーム切ってすぐ会社に行きたいと思っていたが、実際会社に行ってみたらオフィスはガラガラ、会社行っても楽しくはない。それだったら家からZoomやったほうが便利だよね、といまリモート、在宅勤務に振り子が揺り戻している最中。リモートワーク関連銘柄はまだ死んでいない、というよりもう永久にアメリカ人の仕事の進め方は変わってしまったかもしれない。今日のアメリカではできる奴は在宅で仕事、できない奴は出社している。そういう烙印を押されるリスクを冒しながらみんな会社に出ている。そこがポイントだと僕は思う。

インド・アフリカでおススメの株

INDA(iShares MSCI India ETF)というETFが一番大きいがなぜか日本の証券では扱っていない。

EPI (wisdomtree india earnings fund)でもいいと思う。

アフリカだと南アフリカだけに投資するならEZAというETF。

エジプトならEGPTとか。そのほかにもいくつかアフリカのETFあると思うがどれも出来高薄く、紹介しづらい、投資しづらいものが多いんじゃないでしょうか。

もう一言付け加えると、今回アフリカを含む新興国の景気の戻りは遅い。今はまだ新興国は旬でないと僕は思う。

SPCE ヴァージン・ギャラクティック

昨日大きなニュースが出たが、ある意味理想買い、現実売りにさらされるかもしれない。

エンジン展開成功から株価はずーっと上がってきたが、昨日のグッドニュースを織り込む動きは一足先に起こってしまった。だからきょうヴァージンギャラクティックがやらなければならないのは、その売り物を消化し、もう一段高出来るなら62ドルという水準より上に行かなければならない。今日、もしくは今週のどこかで62ドルを超えられないならダウンサイドのリスクがある。

アーク

終わっていないと思う。ただやっていることのすべてが僕が賛同するかというとそうでもない部分がある。例えば仮想通貨関係に関する投資を増やしているが、僕はくだらない戦略と思う。

ゲノムにも力を入れているが、今旬な銘柄はアークはたくさん持っているが、次の最先端技術には意外にちゃんと投資していない。

僕が思うのはアークはバイサイドアナリストが何人もいて、優秀な人もたくさんいると思うが、アークのゲノムのチームは優秀でないと思う。選んでいる銘柄がショボいというかダサいというかそういうものが多い。首をかしげざるを得ない、というのが僕のアーク評。

小型ロケットと超大型のロケットの差別化は?

超大型のロケットはものすごくコスト高。スペースエックスが一番大きなロケットを作っているが、スペースエックスはNASAのような公的部門との仕事をすることを切り口としている。

もっというとイーロンマスクをディスる意図はないが大型ロケットはオワコンというか発想が古い。物理的な限界に挑戦していた時代の発想。たとえば旅客機でいうと、昔ジャンボジェットがあった。今ほとんど飛んでいないと思うが、ボーイング747という大きな飛行機があったが、あの発想。

飛行機は高価だから一回の輸送でなるべくたくさんの人を運べた方がいい、だからなるべく大きな飛行機を作って1度にたくさんの人を運ぼう。それってある種、貧困的な発想。なぜなら今日の旅行者は自分が行きたい時間に自分の生きたい目的地にスッと行くことを望んでいる。1日に1回しか飛ばない、けれども飛行機は大きいという発想はシーラカンス的というか昭和な発想。ロケットもまったっく同じで小さくて安いロケットをどんどんローンチするのが最先端の発想。ロケットのLCC。という発想。

その差を理解していないと間違えると思う。競争力が無いのは大型のロケット、小型ではない。なぜかと言うとビジネスオポチュニティのほとんど90%がLow Earth Orbit。宇宙の遠いところ、火星に行ってもクソの役にも立たない。そういったビジネスモデルをきっちり峻別してきっちり理解することは非常に大事だと思う。

LMT ロッキードマーティン、NOC ノースロップグラマン

全然動いていない、随分安くなっている。大きな評価の拡大があって、足踏み期に入っている。ほぼすべての防衛関連株に言える。防衛関連株って足踏みの期間は時々でてくる。GD ゼネラルダイナミクスもそう。特にビジネスが悪くなっているということは一切聞いていない。ファンダメンタルズは一緒と思うが相場には人気というものがあり、いま防衛セクターはあまり人気ではない。株価、バリュエーションは安いと思うが引き続き人気ないと思う。

中国政府の仮想通貨マイニング規制以降ハッシュレート半分に。NVDA エヌビディア、AMD アドバンスド・マイクロ・デバイシズに対する需要減はあるか

ある程度あるかもしれない。マイニングリグを中国で使っていたものをそのまま国外に持ち出すのか、新しく買いなおすのかを議論されている。買いなおす人も居るが、今使っているものを引っぺがして海外に持っていくという人も居るが、ご指摘のようにNVDA エヌビディアなどにとってリスクではというと、明らかにリスクと思う。アップサイドが多いか、ダウンサイドが多いかというと僕はダウンサイド、リスクの方が多いと思う。

S&Pが鳴かず飛ばずの2000年~2010年の投資について

2000年はドットコムバブルがはじけ、2001年にワールドトレードセンターが攻撃され、明らかにそれらの理由による不況。不況での株安は2000年~2003年までだった。その後で回復局面があり、次にリーマンショックが訪れた。リーマンショックはドットコムバブルとは違う原因で起きたリセッションだがメジャーイベント。くっきりと理由が指摘できる下げだった。この二つを一緒にしてひとまとまりでとらえる意味はない。

ベアマーケットに対する心得は長期で積立するならインデックスに投資するしかない。ようするにバックミラーを振り返って、後ろを見るからこの期間に投資すべきではなかったというのは後付け。これを未然に防ぐには何をすればいい、という質問と思うが、僕はこれを未然に防ぐ予防策は1つしかないと思う。それは四半期の決算。決算をポコポコポコポコみんな取りこぼし始めたら売ってください。2000年という年はそういう年。楽勝で逃げられた。シスコシステムズの株価は1/10になると、日本の機関投資家に自信満々に言っていた。僕は逃げれたかというと当然逃げれていた。あるいはリーマンショックでも決算の取りこぼしがバーッと出てきた。決算を見ていればこれは大変なことになったとわかる。その時点で降りればいい。2008年、2007年ころワートセービングスというS&Lの社長が自分の会社をわーコピアという銀行に売却したことがあった。サンドラファミリーという夫婦でやっている貯蓄銀行。サンドラファミリーは非常に老獪な経営の上手い夫婦で、僕も何度かサンドラファミリーに会社訪問していろいろ話を聞いたことがあるが、その連中が住宅ローンのビジネスからきれいさっぱり足を洗った。その時に僕はブログでこれは大変なことになった、一番賢いやつが、住宅ローンのマーケットから全降りしている、気を付けたほうが良いよ、と言ったらリーマンショックが来た。そういう事が思い出される。

何が言いたいかというと、それぞれにドラマがあった。そしてそれぞれに警戒警報のようなものがなっていた。それは、そのときになれば警戒警報が鳴るので、それに耳を澄ましておけばいいの充分ではないですか。それ以外のときはフルインベストメントしていればいいんだよ。

だから今も僕の相場観では7月は相場は上、8月は踊り場、9,10月はひょっとしたら相場安いかもしれない、だけれどもそれはテメーの考えであって、僕の勝手なシナリオであって、そうなるという風に決まってはいない。僕は8月が来たら何をするかというと、観察。本当にFRBが引き締めをはじめるのか。それを観察して、引き締めを行わなかったら考えを変えるかもしれない。あるいは9月、10月に相場が下がらなかったら考えを変えるかもしれない。

予定はテメーが決めたって何の役にも立たない。その場出たとこ次第で状況は変わるわけだから。そのために観察しているわけでしょ?だから観察してください。観察。観察。傲慢だと思う。君らの投資態度は。謙虚さが無い。状況が変わったらコロンと自分の態度を入れ替えられるようになってください。

それが良い投資家になる為の第1歩だと思うから。

半導体銘柄について

今足元の業績はすごくいい。だけれどもいろいろなウォーニングシグナルが出ていると僕は思う。ひょっとしたらメチャ構造不況業種というかヒデーことになるかもしれないと思っている。そもそも半導体の景気が良くなったのはトランプ大統領時代にアメリカと中国の中が悪くなり始めたことに端を発していると僕は思う。その時に中国の人は半導体技術を全部アメリカに頼っていたら、将来はしご外されたら大変なことになる、国内で半導体の技術を育てていかなければいけない、と彼らは感じた。

それ以降新しい半導体の工場の建設や、いま外国から買ってこれるツール、作り置きできる半導体、FPGAとかを中国がごっそり買いあさった。言ってみれば石油の備蓄と同じような備蓄が行われた。現在の世界トータルで見た半導体の需要は実際の需要より下駄を履いて、上のペースで備蓄がされていると僕は思う。もっと言えば必要のないものをみんな買っている。自動車メーカーが車載半導体が不足していて、組み立てラインをしばらく休止しなければいけない、とかそういう状況になったそもそもの理由は必要のないものをみんなが買いこんでいるから。最終需要から見れば半導体の供給キャパシティと需要はキレイにマッチしている。それ以外の部分は仮需。去年新型コロナでトイレットペーパー騒動が起こり、スーパーからトイレットペーパーがなくなった。それでうちのワイフも大変だ、と買いに走ったが、それと同じことが、半導体のセクターで起きているかもしれない。気を付けたほうが良いと思う。僕はアトラクティブなセクターでないと思う。

GAFAでいまおすすめは?➡AMZN アマゾン

なぜかというと時代はリモートワークというか、在宅に回帰しているから。経済再開で街に出てみた、会社に戻ってみたが、あまり面白くなかった、これなら家のほうが良いというオタク的な発想が最も最先端のファッション。だから半年以上もレンジを推移していたアマゾンがブレイクアウトしている。これは良いチャート。ちゃんとカップ作って。教科書通り。

AAPL アップルもそんな感じ。去年の9月からずっとレンジ。僕はこの辺のときに何を言っていたかというとピークデジタル。経済再開でダメになる銘柄と紹介して半年以上ずっとレンジだった。今ようやくブレイクアウト。アップルも今旬。

しかし、グーグルはボックスレンジでの推移をしていないのでチャート妙味から言えばあまり妙味はない。あるいはマイクロソフトはアマゾンとグーグルの中間みたい。ちょっと横ばいの期間はあるが、右肩上がりの側面もある。中途半端なチャート。

フェイスブックはブレイクアウト早かった。しばらく前までは僕はフェイスブックがGAFAの中では一番いいという話をしていたが、今フェイスブック、アルファベットが一番いいとは思わない。

いま僕が一番いいと思っているのはアマゾン。

VACQ

投票のタイミング確認していないが、株主から承認されたら必ずティッカーが変わる。承認されると思う。

スペースデブリ―の撤去について

今は皆あまり考えていないのでは。だけれども賞味期間が終わった人工衛星は自分でロケットを点火し邪魔にならないところに移動する。たとえば地球に向けて落ちてきて、大気圏で燃え上がって消滅するというメカニズムを組み込んでいる場合がある。

あるいはNOC ノースロップグラマンなんかがやっているが、ロボットが古い人工衛星のところに行って、古い人工衛星を直したり、大気圏に突き飛ばして消滅をファシリテートするソリューションは考えられていると思う。全然何にも考えていないわけでは無い。それを断ったうえで、最初に起こることは人工衛星だらけになると思う。地球の周りが人工衛星だらけになる未来は見えている。

ZM ズームビデオがS&P500に採用されたら理想買い、現実売りになる?

理想買い、現実売りになる前提条件がある。それを織り込む形で株価が大きく動いてしまったという場合のみ理想買い、現実売り、材料出尽くしという現象が起こる。つまり織り込まれていないのに材料出尽くしになるわけがない。まず株価が動いたのか、動いていないのかを点検して。それを踏まえたうえで理想買い、現実売りについて議論してください。

グローバルな衛星通信サービスを中露のような地域で展開する制約は?

わかりません、でも制約はあるとおもう。そもそもビジネスなんだから一番おいしい地域から始めるはず。ロシアのシベリア上空は全然美味しくないと思う。ビジネスもないし、お金持ちも住んでいない。そういうこと言うと、シベリアの人に失礼だが。

たとえば、僕の住んでいるフロリダはインターネットのサービスが非常に不安定。僕が今センチュリーリンクとスペクトラムという二つのサービスプロバイダーのインターネットを常に購入している。それでもしょっちゅうどちらかが落ちている。だからスターリンクに申し込んでいるが、センチュリーリンク、スペクトラム、スターリンクという3本立てで行こうと思っている。そういう消費者がいる地域にサービスしたほうがはるかにビジネスとしては良い。中国なんて後回しでいいと思う。

ZM ズームビデオのカールスルーエ買収

カールスルーエはドイツの東京工大みたいな学校だと思う。たぶん。

理系の大学。そこが翻訳ソフトを開発していて、10年以上使っているんじゃないかな。講義で学生向けに教授がドイツ語でしゃべっているのを同時通訳で英語にするというのを普通の授業でやっている。

それをズームが買収した。買収後もカールスルーエをズームと社名変更したり、本社を統一したりは一切せず、すごい技術だから唾をつけておこうとターゲットにした。

将来はリアルタイム通訳のソフトをズームに実装して、今Youtubeである字幕サービスのようにどんどん精度を高め、リアルタイム化していき、違う国の人がそれぞれ母国語でしゃべって相手の国の言葉に通訳してビデオ会議を円滑にすることを狙っていると思う。だけれどもそれはずいぶん先の話と思う。

2か月間配信しなかった理由は?

僕はフロリダ州に登録しているインベストメントアドバイザー。週に登録していると監査が入る。4月に監査が入った。帳簿を調べられて、決算の締め方間違えている、と言われ、指摘通りに間違えていた。

公認会計士のところに行き、何で気が付いてくれないの?とツッコミを入れたらクイックブックスのソフトウェアが・・など、苦しい説明があった。要は資本勘定の計算の仕方、クイックブックスはUS GAAPアカウンティングに合致していないかて語例ゼーションをしている、その関係でGAAPで決算を締めようとすると自己資本に齟齬が出るようになっている、それだけのこと。

つまりソフトウェアを始めた時のカテゴライゼーションが間違えていた。でもそれに端を発して、いろいろ徹底的に調べられる。例えば資金の移動とか、顧客資産をどういう体制で預かってるかとか。僕の場合顧客資産一切預かっていない。美味しいビジネスじゃないと思うので。そういう事を調べられたりとか、証券会社に提出しているレポートを提出しろとか、それはどういう経路でだれが承認しているのか、とか。ネット証券にはコンプライアンス部があって、僕が提出したレポートは全部コンプライアンスを通るがそこでOKされたものだけがウェブサイトに掲載されるがそのプロセスを説明せよ、という形で説明したりとか、あるいは3分のレポートを提出しろ、翻訳して提出しろ、とか。

そうすると彼らも別に翻訳をしていて、それを僕の提出内容と照らし合わせる、という風に徹底的に調べられる。その絡みでウェブでやっていることに関してもいろいろ調べられる。

おまえ、Youtubeサブスクライバー9万人もいるのか、すごい人気だよね、どうやって9万人のサブスクライバーできたのかを説明するとか。

なぜ配信をストップしたかというと監督当局も模索中。今のルールにはインターネットが無い時代にできたルールなのでYoutubeをみながら個人投資家が株をトレードするというのは現在のルールには想定外のこと。言論の自由という問題があるので、人がネット上で発言してそれを別の人が見て行動するということに対して、規制を加えられないことは憲法上わかっている。

そういう規制の中で監督当局は自分たちが何をすべきで、どういう投資家の教育が理想なのか、ということにいろいろ悩んでいる。

僕もインタビューというか、いろいろ尋問されたが2時間くらい絞られた、その大部分はそういう問題に費やした。

もっと言うと投資家教育のベストプラクティスはどういう方向に向かっていかなければいけないのか、インフルエンサーはどういう方向に向かっていかなければいかないのか、そういう事がディスカッションの中心だった。彼らは僕が何を信じていて、どういう信念で話をしているかに一番興味を持っていた。

たとえば僕は日ごろみんなに言っている決算が大事とか、営業キャッシュフローが伸びている会社を買って、とか、新興国なら貿易黒字が赤字に転じて貿易収支、経常収支が赤字なら通貨が弱くなるかもしれないとかそういうメカニズムの話、僕が信じていることはこういうことで、普段こういう話をしている、ということをものすごく膝を詰めて話し合っていた。そのベストプラクティスが決まるまでの暫定期間はあまり配信をしないほうが良いのかなと思ったのでしばらく何もしなかった。

じゃあYoutube再開して何が変わったのかを説明すると、よりバックグラウンド、背景、深堀、基礎的な話に力点を置いたライブをやりたいと考えている。今日は宇宙について話をしたが宇宙ビジネスをやる上での算盤が変わってきているという話をした。変わってきている理由としては低軌道というのが新しい商機として登場してきて、それによりロケットの打ち上げ回数がいままでよりはるかに多くなければいけない、だけれども1回あたりの打ち上げ費用は今までよりはるかに安くなければいけない、という風に算盤が変わってきているという話をした。

そんなようなバックグラウンドのはなしをよりたくさんしたほうが良いのでは、とここ数か月の監督当局のやり取りから僕なりにつかみ取っている。

僕がライブやりたくなくなったとかそういうのは一切関係ない。僕メンタル強いからいろんな人がいろんなところでいろんなことを言われても全然気にならない。むしろそれは良い。もっとやってという感じ。なぜかと言うとこのビジネスは目立てば目立つほど安全。投資銀行でも全く同じことが言える。一番ダメな営業の仕方は努力して、お願いします、という形で靴も舐める、お客さんのおしっこを飲むような営業の作り方は下の下の営業マンのやり方。

業界のトップがやることは見識を示す。これからはこうじゃないですか、僕はそう思う、それが間違えていたなら皆からバカにされる。それはバカにされていい。なぜかというと、自分が間違えたから。批判・責めを受けるべき。でも僕が正しかったら、どうだ、俺の言ったとおりだろ、とドヤればいい。たとえばBNTX バイオンテックという会社が出てきたときに、まあ日本の証券会社扱っていないけれどもドイツのADRである、この会社知っておいたほうが良いよ、というのが一つの見識。

そういうのを出せるのはオピニオンリーダー。オピニオンリーダーはラク。金魚のフンのようにみんながついてくるから。全然営業しなくても自分のオピニオンは世界中に広がっていく。それはローコストに影響力を広げられる。しかも最も安全。リスクは何かというと自分が自分の見込み違いをすることがリスクでそれ以外のリスクはない。でも、見込み違いは自分がバカだからで自業自得。自業自得なら全然問題ないのでは。

今日本のサラリーマンが困っているのは自分は一生懸命やっているけれども評価されないとか、なぜかしきたり、ルール、上下関係が先に来て主張が通らない、功績が評価されないとかに苦しんでいる。そういう苦しみの方が自分の見込み違いよりはるかに大きな苦しみだと僕は思う。感じ方の問題かもしれないけれども。

ワクチンが普及し、これからは体験型旅行、ABNB エアビー&ビーは?

ダメでしょうね。

なぜダメかというとたしかに経済再開しているがワクチンの接種率は集団免疫の獲得できる75%には遠く及ばない。当分の間グズグズする展開にならざるを得ない。

その中で旅行・リア充関係・ホテル・ABNB エアビー&ビーとかはもがいている。

みんな遅い。1周期昔の世界を見ていない?

もっと頭の切り替えを早くしてほしい。

宇宙関連で有望なのは差別化されたサービス?

宇宙から地球を観察するデータサービスに限って答えれば今後各社がやらなければならないのは、どうやってくっきりとした自社のサービスの特徴を打ち出すかに各社の経営者は気を配るべきと思う。

もっといえば、あなたのコンピタンスは何か、ということ。

「人工衛星の会社」といった場合、人工衛星のデザインに優れているのか、人工衛星に組み込まれる半導体がパワフルなのか、取得されたデータをどのようにクライアントに届けるのか(機密性が高いとか)、あるいは幅広い人に使ってほしい、とか自分たちのサービス提案にはっきりとした見識を打ち出せる企業が勝つ企業。負ける企業はそういった事があいまいで、ロケットの会社なのか、人工衛星のデザイナーなのか、データ企業なのか、通信会社なのかわからない、というのは良くないと思う。

例えばスターリンクの例でいうと、スターリンクは消費者サービス、ブランドだと思う。たとえばアップルは1つのコンシューマーブランドで、アップルのデザインしたプロダクトは美しいとか、デザインや使いやすさへのこだわりがある。

スターリンクはそういう会社。やっていることは人工衛星を使ったインターネットの提供だが、消費者と直接やり取りする会社でおしゃれで使いやすいパラボラアンテナみたいなものが家に届く。自分で設置出来て、アプリを開けて受信のテストをする。そういうソリューションを提供している。

宇宙のビジネスもすぐにブランディングとかビジネスストラテジーを競い合うステージに入って行く。ただ単に打ち上げがどうのこうのというか、ロケットが戻ってきて再利用できるとか、そういうのを超えた世界に入って行くと思う。

WISH コンテクストロジック

2021年1Q

EPS予想-15¢ 結果-21¢

売上予想7.44億ドル 結果7.72億ドル(前年+75.5%)

ガイダンス2Q

売上予想7.59億ドル 新ガイダンス7.15-7.30億ドル

EPS悪くガイダンス売上が非常に低い。

理由はわからないが決算は悪い。あまり良くないと思う。

HA ハワイアン航空、UAL ユナイテッド航空、AAL アメリカン航空

長期で考えているという質問。

物凄く厳しいことになっている。航空株。ビジネスクラスのビジネスが全然戻ってきていない。もう一つはインターナショナル(アメリカ➡ヨーロッパとか)が戻ってきていない。

その2つは一番儲かるというか良いビジネス。その部分がダメで安い乗客をたくさん運ぶビジネスだけが繁盛してもしても意味ないのではという懸念がある。

たとえば今アメリカ人がヨーロッパに観光旅行をするケースを考えたらアメリカを離れる72時間以内にPCR検査をやってその検査結果を到着国のイミグレーションに提出しなければならない。

日本でも検査結果が無く帰されたニュースがあったが、世界中でやっていること。

観光旅行でニューヨークを出てローマに行ったとすると、ローマの入国管理にテスト結果を提出する必要がある。10日間ヨーロッパ旅行をし、アメリカに帰国するとき何が必要かというと、ニューヨークでやったテスト結果は古くなっているので、ローマでもう1回テストを受けて、72時間以内にフライトに乗って、JFKのイミグレーションで新しいテストの結果を提出しなければならない。

観光旅行に行っているのにかなりの時間をテストに費やすのは面倒くさい。それがいま旅行業界が直面している大問題。それが亡くならない限り海外旅行は復活しないしビジネストリップも本格的に戻ってこない。

先日金利が低下したにもかかわらずハイテク含むほとんどの株が下落。マルチプルコントラクションか

1日くらいでは結論付けられない。一般的に言って長期金利下落の局面でマルチプルコントラクションはあまりおこらない。ただし、業績がボロボロになったときはマルチプルコントラクションは起こる。

今週から第2四半期の決算発表シーズン。今回の決算が各社いい決算出してくるなら、マルチプルコントラクションが起こる要素はないと僕は思う。だけれども今回の決算が悪い決算だったらマルチプルコントラクションが起こるリスクはあると思う。その時のシナリオは①長期金利が下がる②企業業績がボロボロ、という組み合わせは不況の組み合わせ。景気後退の組み合わせ。だからひょっとしたらこれは景気後退なのかも、と心配する必要があるかもしれない。今の時点では僕は心配していない。加熱しすぎた景気再開が巡航速度に戻ってきている、というだけのことじゃないのかな、というのが僕のメインシナリオ。だけれどもメインシナリオ通りに行かないかもしれない。それはまだわからない。

mRNAワクチンや認知症治療薬などのイノベーションを投資チャンスととらえるならどう行動すべき?

その通りだと思う。ゲノム創薬はようやく芽が出てきたというか、こういう未来が来たらいいよねと夢見てきた未来が具現化されている。それは非常にいいこと。

今の状況で一番大きな投資チャンスはアルツハイマー治療薬と僕は思う。銘柄的にはBIIB バイオジェンになるんだけれども。①まず、20年に1度あるか内科の大きな承認、②1回目の承認がパーフェクトである必要は無い。

エイズという病気が1980年代に流行ったときは、エイズにかかったら死ぬ、とものすごく恐ろしい病気だったが、AZTというお薬が出てきて、これで死ななくて済むとホッとしたわけだけれども、AZTが最もいいお薬かというとそうではない。あれがきっかけとなっただけで、それ以降たくさんのいいお薬が出てきた。アルツハイマー治療薬もバイオジェンのアデュカヌマブがパーフェクトである必要もベストである必要もない。

ただ、承認のされ方を見ると条件付き承認。なるほどアルツハイマーの原因と言われるアミロイドプラーク(脳の神経のシグナルを阻害する垢、ゴミのようなもの)をキレイにしなければいけない、これについてはバイオジェンの薬はできる。

取り除いたところでボケが治るかというと、ボケはなおっていない。FDAの新薬承認のアドバイザリーパネルはデータとしてボケが治りましたというものが無い、承認するわけにはいかない、とNoを突き付けた。それに対してFDAはそもそもデータ不足ではないか、お薬を投与するか否か決めるのにそもそも100万円を患者の自腹で払ってバイオプシー、脊髄を取り出して、アミロイドプラークが固まり始めているかをテストしなければならない。そんなボケが始まっている老人に100万円出せ、と言って出せる人はあまり居ない。

そんなこんなで臨床試験をやっている人は手遅れというかヤバい人が多い。そうするとサンプルのデータセット自体が、絶望的な人たちだけを対象としているのかもしれない。じゃあもっと初期の患者を相手にすればいいのでは、という議論が当然あるわけだけれども、その場合「俺はどこに腕時計を置いたか、1か月に1回忘れることがあるが、自分に限ってボケではない」と老人は最初思う。

その時点で、「ボケになるかもしれないから100万円払って」と言っても「逆に100万円払えばいい薬があるのか」と聞かれたら、臨床試験する側は「お薬は無い」という状況ならだれも100万円は払わない。

つまりアルツハイマーの承認をめぐる大論争は鶏が先か卵が先かの問題。FDAが言っていることはまずいいお薬があることを消費者にコミュニケートしないと誰も試験なんかしないので、まずいいお薬があることをアナウンスしたい。でも今のところは仮承認にしておいて、なるべく早くテストを受けてください。アミロイドプラークが溜まり始めている人はお薬を投与しましょう、それでなおったかどうか検証しましょう、ということをやり始めている。

BIIB バイオジェンの薬が承認された、という瞬間に、エーザイ、LLY イーライリリーの株価がバーンと上がってきているが、バイオジェンだけは1回高くなったが今元気がない。

僕からすればそれは間違えている。バイオジェンの今回の承認は仮承認。だからバイオジェンが結果を出せなければイーライリリーの薬が承認されるわけがない。あるいは第2第3のエーザイが承認されるわけがない。FDAはしっかりした時間を取って充分データを集めて、薬効もあることを確認したあとで、第2、第3の承認に移っていく、それが物事の順番。それをやらないとFDAに対しては今ごうごうの避難が集まっている。そんな段階で見切り発車で第2、第3の薬が承認されるわけがない。

今イーライリリーの株をいじっている人はFDAのやっていることを何も知らない人と僕は思う。アルツハイマー薬で買える銘柄はバイオジェン一つしかない。なぜかと言うと承認されている薬はこれしかないから。バイオジェンがこけたらほかのアルツハイマー薬のチャンスも皆無だと思う。いまFDAのクレディビリティ、そして威信をかけて博打を打っている。その博打の結果を確認できるまでは他の銘柄によそ見しないでください。

SPG サイモンプロパティズ RVLV リボルブ

問題ないんじゃないの

引き続きいいと思うが新規で買い増しはしない。利が乗っている間はそのまま流して、下がり始めたら売って結構です。

利益が出ているとき、できるだけ伸ばすことと、強欲の分岐点は

サプライズは強欲ではない。自分が予想していたこと、アナリスト予想数字よりもっと良かったならサプライズなわけだが、サプライズが出ている間はあなたは強欲ではない。「新しいサプライズ」というリアリティにアジャストする形で持ち続ける、その後でサプライズが出る、それについていく形で持ち続ける。あくまでバイ&ホールドのストラテジーのドライバー、誰が主導しているかというとサプライズというファクターがバイ&ホールド戦略を決定していく決定要因でなくてはいけない。我々投資家は決算の奴隷。我々が強欲か、謙虚か、そういう問題ではなく決算そのものが良いか悪いかが問題にしなければ意味がない。なぜかというとサプライズがなくなったときが最も危ないとき。例えばヴァージンギャラクティックがリチャードブランソンを乗せて宇宙の近くまで行って帰ってきた、良かったね、というのはサプライズでした?予想されていたことでしょ。予想されていたことが予想通り起こったわけだから「理想買い、現実売り」じゃありません?その意味において今日のヴァージンギャラクティックの立会はハイリスクな日。なぜかと言うと株価が反落するリスクがあるから。

サプライズというものの有難さ、美しさをみんな身に染みるべき。好決算が出て株価が前日+10%と出ている、もう買えない、というのは素人の考えること。そうじゃない。プロはサプライズが出たなら安全なんだな、安全・安心を買うために機関投資家は「そら行け」とブワーっと買いに行く。彼らの心の中でサプライズが出た翌日株価がポンと上がったのが相場の1階部分、起点、一番リスクが少ないところ。全員が騙され、株価に対する評価がおぎゃー、と生まれたんだからそれほど安全な起点はない。

何を基準、起点にするか、その発想が皆全然なっていないというか我流というか無茶苦茶。皆何が安全で何が危険か全くわかっていない。もっと精進してください。

KOS コスモスエナジー

なぜ株価が上がっていないのか。一つにはこの会社はナイジェリアとか赤道ギニアの沖合でオフショア油田を開発している。油田自体は良い油田だと僕は思う。ただ、あの辺は腐敗、汚職、その他政治的問題がいっぱいある地域。そういうのがバリュエーションの重しになっているのかもしれない。だけれども全体的なマクロの環境からすれば、コスモスなんかのオフショア油田の置かれている環境はむしろ良いと思う。

OIH ヴァンエック オイルサービスETF

良くもなく悪くもなく。どちらかと言えば買いたいがむしゃぶりつくほどではない。

衛星インターネットの普及は既存通信会社にネガ?

基本ネガだと思う

(聞き取れませんでしたが)急にネガが起こるわけでは無い。(ということだと思います)

ASTS

モトローラかどっかの人がやっている会社だよね、確か。宇宙から携帯電話サービスをやるサービスと思う。技術的に可能か知らないが、どうもポイントを間違えているような気がする。僕的には。あまり好きな銘柄ではない。もっともリスキーな部類に入る宇宙ベンチャーと思う。

新学期セールについて

アメリカの場合(日本だと学校は4月スタートだが)9月スタート。9月あるいは8月下旬の新学期セールはアメリカの生徒、児童がさあ勉強頑張るぞ、というタイミング。

新学期セールはその前にカバン、洋服を買うセールス期間。去年は新型コロナで学校は休校だった。自宅で自習していた(ホームスクーリング)。学校が本当に再開するのが実はこの8-9月から。それをお父さん、お母さんの目線で語れば今までは子供が1年間家に居たので目が離せず働きにいけなかった。託児所はあるがアメリカの児童全員を預かれない状態。両親のうちどちらかがリモートワークしなければいけない、退職して子供の面倒を見なければいけない、という状況。そういう状況が本当に終わる為にはまず「学校が開く」ことが親のビジネスにも関係してくる。その点で8-9月は注目に値すると僕は考える。ある程度新学期セールも好調かもしれないし、好調であってほしい。それを期に今まで職場復帰しなかった失業者達もより雇用が増えるかもしれないし、ようやく子供がいなくなったので会社行けると、そこらへんが注目ポイント。

AAPL アップル、MSFT マイクロソフト

基本的には良い。今後の働き方は経済再開でオフィスに行くというのとリモートワークのハイブリッド型になると思うのでパワーブックとかが売れる原因になる。引き続きハードウェア関係もいいと思う。

SQ スクエア、PYPL ペイパル、MQ マルケタ

SQ スクエアは心配な要素は仮想通貨。ブームが急速に冷え込むなら一番悪影響受けるのはスクエア。ペイパルも仮想通貨を決済のメニューに加えたので少しは悪影響を受けると思う。MQ マルケタは仮想通貨関係ないと思う。むしろIPO後初の決算が注目ポイント。

FIREに向けた、 積み立てについて

VTIでいいんじゃない。よく金・仮想通貨・個別株の積み立てをする人が多いが真剣みが足りない。本当に。考え抜いて、ポジティブなシナリオだけでなく、ネガティブなシナリオを考え抜いているとは到底思えない。そういう寝言を言っている連中は。

リタイアメントのための貯金(FIREはそもそもリタイアメントになるが)は遊びではない。そうであれば自分の投資行動の中から遊びの要素を一掃して。全部取り去って。勝つかも、負けるかも、当たるも八卦、当たらぬも八卦というのは突き詰めれば遊び。そういうスケベな根性がみんなのリタイアメントのプランに忍び込んでいる。そういうものがあるうちはあなたはホンモノではない。遊びはやっていい。でもそれは別腹でやって。絶対失敗できない口座、iDeCoとかは失敗のリスクが極限に低いVTIのような投資対象があるんだから、なぜリスクを取るのか。粛々と進めていけばいい。それとは別に普通取引口座で株を遊んでいればいい。区別して、という話をしている。区別できない人間がものすごく多い。

MQ マルケタ

売上70%がスクエアという指摘。今はそうだが急速に変わっていくと思う。心配する必要ない。

U ユニティ

決算はそれなり。次の決算に期待。ビジネスモデルは嫌いではない。

CRNC セレンス

よく分からない。今半導体不足。フォードが生産ライン止めるとか、テスラの販売台数も少しショートしていた。混とんとしている。

今手掛けなければならない銘柄という理由に乏しい。

Twitterが有料サービス開始。

あんまりよくないのでは。

オンリーファンズから顧客取れるか?という質問。

それはないと思う。例えばフェイスブックのデーティングサービスはみんな使っている?みんなはいろんなウェブサービスを使い分けたい。ワンストップショッピング式にひとつの会社にすべてやってほしいというのは消費者が望むところではないのでは。Twitterがオンリーファンズのようなことをやるべきとは必ずしも僕は思わない。

つみたてNISA 全米・全世界株式+3資産分散型という商品をつみたてている

あなたの年齢による。元本を守れないリスクがあるので債権の比率を高める必要があるが、年齢次第。

薬品株購入のタイミングは?

よくわかりません。セクターとしては良いと僕は思う。

テーパーリング開始されない場合どのようなセクターが注目される?

それは多分在宅関連。

SQ スクエア MQ マルケタ

ビットコイン下落の影響は織り込まれた?

織り込まれているかもしれない。よくわからない。マルケタはビットコインは関係が無い。

VACQロケットラボ、スパイアよりブラックスカイ、アストラの方が好き?

ロケットラボは打ち上げ実績はアストラより有ると思う。だからいい会社。最も実績が多いのがスペースX、次がロケットラボ、最も実績が無いのがアストラ。

スパイアとブラックスカイについては対極に位置する価値観を持っている。スパイアは宇宙から取ったデータをなるべくたくさんの人に何回も使ってもらいたい薄利多売のSaaS。グーグルマップで衛星の写真が出てくるような使い方。ブラックスカイは米軍のような極めて機密性の高い顧客にカスタムメイドでサービスの提供をしている。情報のシェアはしないということ。いまビジネスのビジビリティ、業績の見通しでいうとブラックスカイの方がビジビリティが高い。特定の大口のがっちりとした長期での顧客を抱え込んでいるから。逆に言うとアップサイドの伸び代はそれほどない。

QRVO コルボ

もう少し。200ドルを超えてきたらブレイクアウト。ひょっとしたら超えるのでは。微妙な線。完全に崩れていない、カップウィズハンドルと言えると思う。

RPRX ロイヤリティファーマ

安いと思う。

この前ロイヤリティファーマが発表したディール、中小のバイオテクノロジー企業がM&Aするとき、ロイヤリティを手掛かりにトランザクションにお金を貸す、出資する新しいビジネスモデルを打ち出している。それはバカでかい潜在市場。ストーリーは良いと思う。

HCAT ヘルスキャナリスト

よく知りません。チャートは良い感じ。

ストライプのIPOは今年中にできる?

分かりません。でもしばらく先だと思う。

イーロンマスクはスターリンクのIPOはテスラの長期保有者に優先して配ると言っていたが可能か?

可能ではないと思う。

BIIB バイオジェン

買いだと思う。

XMTR ゾーメトリー

そろそろいいかも。IPO後バーンと買われて人気が剥げたが。IPO後初の決算を待ってからでも遅くはない。

REGN リジェネロン

大きなカップ形成しているが中途半端。まず最初に660ドルを達成しなければいけないのでは。

OKTA オクタ➡AAPL アップルに切り替えは

OKTA オクタは中途半端な株価の位置。でも今250ドルどころで踏ん張っているので展開としては上に抜ける方が可能性としては多いのでは。直近ずっと陽線だし。なぜいま乗り換えなければいけないか、理由がつかめない。

ARCC、MAIN

よくわからない。あまり好きなセクターではない。

PLTR パランティア

グーグルを超える可能性は?

➡0でしょうね。

レバレッジナスダック

あまり好きではない。

インカム目的のBDC銘柄への投資は?

あまりすきではない。

TAP モルソンコアーズ

可もなく不可もなく、といった感じ。悪くはないと思う。

G20でGAFAなどグローバル企業に国際税制の枠組みが合意に至ったと思う。ナスダックに影響は?

まったく影響ない。

SPCE ヴァージン・ギャラクティックが理想買い、現実売りならほかの宇宙関連銘柄も下がる?

それは関係ないと思う。ビジネスの内容が違うから。

TERN ターンズファーマシューティカルズ

ホールドでいい

V ビザ

特に可もなく不可もなくと思う。

MQ マルケタ

IPO後初の決算を待ってください。

ERJ エンブラエル

マーケットの構造としてはリージョナルジェットというか小さい旅客機は長期的にフォローの風が吹いていると思う。だけれども今は航空業界、観光業界が傷ついた後の翌年なので設備投資サイクルがきちんと再開されるかは見極めないとわからない。確実に良いとは言い切れない。

SPCE ヴァージンい・ギャラクティック今日爆上げなら売り?

ロケット噴射成功からブワーと買われたが、この大きな動きはリチャードブランソンによるフライトを想定した動き。予想通り良いニュースが入ってきたが、もう一段高できるかは非常に注目。

今の気配は前日+7.42% 52.85ドル。そうするとブレイクアウトになる為には62.8ドル。これを超えて逃げ切り安全圏。それより下なら反落すると思う。反落する。

CCIV

だんだん下値切りあがっている。ロウワーハイと呼ばれる良いチャートパターン。期待持てると思う。

ただし目先は29.80ドルを上に切り、その次は32.97ドルを上に切る必要がある。

OKTA オクタ

春先に買収したAuth0という会社はグローバルな会社。あの買収によってグローバル展開は加速すると思う。

ASTR アストラ 売上がないが何を手掛かりにホールドすべきか

仰る通り、売り上げは手掛かりにならない。ストーリー1発。

ブラックスカイ 10ドルでほぼノーリスクで合併発表日跳ねるという可能性は

株主投票でNoとなり御破算になるリスクはある。株主投票でYESとなりティッカーが変わってもその瞬間からズルズル下がるリスクはある。あくまでも株主投票前は理論的には10ドル以下に下がりようがない、買収は成就しておらず、お金は100%キャッシュで温存されているから、その理由から言えば理論価値10ドルということしか言えないと思う。

RIDE ローズタウンモーターズ

倒産した場合、GMその他電気自動車メーカーに吸収されるか?という質問。

それはわからない。彼らが培ったノウハウが無価値と判断されれば誰も買い手がつかないと思う。

ファブレスの長期保有は

NVDA エヌビディアのGPUは卸のマーケットがあり、供給過剰なら売上成長ペースが落ちる。価格プレッシャーすら出るかもしれない。だからファブレスだからいいということではない。

8月テーパーリングにより調整になる場合、その後美味しいセクターは?

どうだろうね。

難しい。その時にどのセクターがどのくらい調整するかに注目。今から決めてかかっても意味ないと思う。テーパーしかかったときに。それが失敗するかもしれない。

KO コカ・コーラ

それなりにいい、悪くないと思う。

ADSK オートデスク

可もなく不可もなく。中立。

CCL カーニバル、NCLH ノルウェージャン・クルーズライン

CCL カーニバルはクルーズ再開取りやめ、延期が続き生みの苦しみでもがいていると思う。今がベストではない。

NCLH ノルウェージャン・クルーズラインにも同じことが言えると思う。

どちらかと言えば上を見ているが苦しい状況が続いている。

JMIA ジャミア

よくわからない。

あまり好きではない。この銘柄は。

原油に関して

OPECの話し合いが宙ぶらりん。目先は原油価格上昇リスクも反落リスクもある。どちらかというとアメリカの需要は強いので良いと思うが。でもサマードライビングシーズンは今ピークを過ぎようとしていて、今後はアップサイドが小さくなると考えるのが自然のように感じる。

今ポジションを減らすべきかの見解は

この前Twitterでポジポジ病が、といった理由はあの週ものすごくIPOが多かった。クリスピークリームドーナツとか、トーリッド、ゾーメトリー、ドクシミティとかラッシュだった。次は何だ次は何だと気持ちが大きくなる時だった。その時に今は新しいIPOが出てくるたびに少しだけポジションを小さくした方がいいんでは、とサジェスションをした。そういう文脈であの発言が出てきていると理解して。

8月の相場がどうなるかは分からない。ジャクソンホールでテーパリングの話が出るかすらもわからない。なぜかと言うと直近の世界の動きは中国なんてRRRを引き下げている。ということは景気は弱くなるかもしれない、と中国人民銀行は考えている。

そうなんであれば、今テーパーしている場面ではない、見送ったほうが良いよね。じっさいECBもテーパリングをやめると言っている。

だから、どういう風に展開するかわからない。もっと言うと決め打ちは出来ない。アップサイド、ダウンサイドのブレ幅大きく、オッズ(どっちに行くかの確率)も全く読めない。そういうとっ散らかった状況になっている。

でもまあ、8月には何か起こるでしょう。というのはどっちにしても状況を見極めて何か打ち出さなければいけない時期が来ている。何が変わっているかというと直近のデータに注意を払うタイムスパンがどんどん短くなってきている。今日のデータと、8月中旬に得られるデータは全然ストーリーが違うかもしれない。だから予断を許さない。

分からないと言っている。じっちゃまが分からない、パウエルが分からないのにみんなにわかるわけがない。なんでみんなにわかるわけ?それが言いたい。

僕は30年マーケットウォッチをしている。その経験からするといまは物事の振れ幅、どっちにでも転がりそうなオッズの取っ散らかり方がいつになく、混とんとしている、ものすごく混とんとしている。

なんで決め打ちするわけ?それ投資じゃないんじゃないの?今我々にできることはチャラチャラしたポジションは整理、スケベなポジションはカットバックし、ポジションばかり建てる投資態度は戦線を縮小して。だけれどもコア、VTIみたいなものに関しては戦線を縮小する必要は無い。そもそもコアのVTIの美しいところは混とんとした状況でも粛々と長期的視点から投資を勧めていけるから退屈でもキャピタルゲインの幅が大きくなくても、ホームランが打てなくてもVTIが良いと言っている理由はそこにある。

うさぎと亀でいうと、VTIは亀。だけれども亀ならばぐっぐっぐっと前進していなければいけない。少しずつ。歩むことをやめた亀なんかクソの役にも立たない。なんでVTIの投資をやめるわけ?それは歩くことをやめた亀になる。その時点で負け。そういう使い分けをしてください。

VTIはマーケットタイミングをとらえるツールではない。銀行預金に似て、コツコツした積み上げ以外の用途はないと思う。VTIで値幅取りと言っているのはど素人。タイミングを考えないで。

RSI ラッシュストリート

面白いかもしれない。

ほかにもGENI ジーニアススポーツ、GAN とか、DKNG ドラフトキングスとかのセクター(DKNG ドラフトキングスはマネーロンダリング疑惑の悪いニュースが出ていたので僕のトップピックではないが)

これらのセクター、つまりオンラインギャンブル、スポーツベッティングのグループは面白いと思う。なぜならば皆がリモートに戻るなら、リア充の逆のシナリオ、前回これらの銘柄はその理由で買われた。今皆が忘れてしまっている、忘却の彼方にあるのがこのセクター。研究する価値がある。

UBX

しらない、わからない、あんまり見込み無いんじゃないの

VTI何%持っている?

立てているポジションの中では50%くらい。ポジション自体はすごく落としている。キャッシュを増やしている。

BIIB バイオジェン今後急落リスクは

前回まではアルツハイマー薬が承認されておらず、承認されるかもしれない、となってそうじゃない、と下がったのが前回。今回は承認されているのでこういう動き人は成らないと思う。状況が全然違うから。

AAL アメリカン航空

別にズンズンズンと来ている。降りる必要ないんじゃないの?

ナスダック3倍でつみたてている連中がいる

バカですね

TRTN トライトン

目先の決算はチャンとした数字になるとは思うが、コンテナ船は今はハイリスクと思う。

もともと5ドルくらいのときから紹介し、もう80ドル。手垢つきまくり、新鮮味0。

米株の投資選定に事業内容意外に重視していることは?

業績。サプライズ。

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