九条の大罪 第20審 家族の距離⑫ 感想

真鍋昌平 ビッグコミック 九条の大罪漫画

大詰めが近い。

新刊のコミックス2巻が5/28発売予定のようです。

1巻は好評発売中。

これまでの登場人物
  • 九条 間人(くじょう たいざ) 弁護士
  • 鞍馬蔵人(くらま くろうど)検事。九条の実兄
  • 烏丸 真司(からすま しんじ)九条の事務所のイソベン(=居候弁護士。弁護士事務所に雇われている弁護士のこと)
  • 壬生 憲剛(みぶ けんご)自動車整備会社社長・コワモテ
  • 流木 信輝(ながらき のぶてる)白髪の高齢の弁護士 九条の父と面識あり
  • 山城 祐蔵(やましろ ゆうぞう) 弁護士 九条の父と面識あり
  • 菅原 遼馬(すがわら りょうま) 介護施設輝幸代表 輩
  • 久我(こが) 菅原の部下
  • 家守華恵(いえもり はなえ) コンサルティング会社経営
  • 佐恵子 家守華恵の義理の妹
  • 金本 卓(かねもと すぐる)大柄な不良 力士を目指していたらしい 父がヤクザ
  • ミヨコ 金本の同居人
  • 曽我部 聡太(そがべ そうた) 配達員 壬生の後輩の下の人間らしい
  • 薬師前 仁美(やくしまえ ひとみ) ソーシャルワークつぼみ代表の女性。烏丸の知り合い
  • 宇田川 良子
  • 嵐山 (あらしやま) 刑事
  • 森田 ひき逃げ犯
  • 郷田 ヤクザ風の男
  • 市田智子 毎朝新聞社会部 烏丸の知り合い

九条の大罪 第20審 あらすじ ネタバレ注意

リークもとを菅原に問う山城。

菅原は病院送りにして盗聴器をしかけたと答えるが

正気かと怒る山城。

そんなことをしてはマスコミが追い回す、と。

既に報道陣は押し寄せていると言う菅原。慌ててはいないようだ

デコピンだけなら在宅で書類送検、施設ぐるみの虐待は菅原の身柄も危うい、遺言書偽造の証拠を出されたら完全アウトという山城。

下唇を噛み締めている。

怒る山城のところに「毎朝新聞」社会部市田智子がやってくる

山城を疑っているようだが誤報を流したら訴えると凄む

タクシーを呼ぶ山城

その場に残った市田の電話の相手は烏丸だ。

市田へのリークは烏丸のからのようだ。

毎朝以外の新聞社もこぞって輝幸周りの人間を調べつくすよう飛び回っているようだ。

山城が九条の事務所に現れる。

どこまで証拠を押さえているか知らないが家守の遺産を全額払い戻す、お前の勝ちだと告げる山城にたいし、

終わりにする代わりにバッジをはずしてください、と言う九条

つづく

九条の大罪 第20審 感想

いよいよ菅原・山城サイドがピンチである。が、それ以前に衝撃の事実が明らかになった。

九条VS山城 九条勝利は揺るがないが着地はいまだ謎

九条は依頼者ファーストで善悪とは別に職務を行っている。ということはここまで一貫している。今回家守はチャッチャと何とかできないのかを要望している。

その前に九条が不安視していたこととして「鉄壁の山城に対し長期化する裁判費用がかさむこと」があったが、すでにお金の面でも時間の面でも、少なくとも家守華恵の望む解決を見たと言って良い。

しかし、九条はそれだけでは終わらせず弁護士のバッジを外すことを山城に要求している。

このあたりの狙いはよくわからない。

実際、①描写されていること以外にも華恵が要望していることがあるのか、②それとも九条が非道に走る山城を見かね、弁護士ではなくとも正しい道を歩みなおしてほしいなどと思ったのか、③同じ弁護士として恥ずかしいので弁護士をやめて欲しいと思っている、あるいは④更なる揺さぶりをかけることで更なるお金を生むことが出来るのかもしれない。

②・③は無さそうで、九条は山城を見かねているし、変わってほしいとかそういう思いもあるように感じるものの、決して仕事にそういった感情を持ち込まないのが九条の思想信条だと思われるからである。

少なくとも九条自身にも山城と対決することへの一定の躊躇は存在したのかと思うが、既に仕事として動いている以上ほかに家守の華恵の求めるものがあるとか、現時点の決着より求める着地により近づけることがあるとか、そういった理由で「バッジを外せ」と言っているのだと思う。

輝幸儀の菅原遼馬は落ち着きを見せている

菅原はあまり緊張感が無いのか肝が据わっているのか、厳しい状況と知りながらもあまり慌てているようすが見えない。

山城が表情豊かに怒ったり、あるいはセリフの吹き出しの形が乱れていたりと今回は全く落ち着きがないのに対し、菅原は不思議なほど落ち着いている。

特に菅原サイドに奥の手があるようには見えないが、老人を介護漬けにすることで効率的にお金をむしり取るビジネスを考える菅原は全くのバカとも思えず何かしらかピンチに備えて保険をかけているのかもしれない。あるいは単純に修羅場を多く潜っているであろう菅原は窮地であっても泰然自若としていられるような強いメンタルの持ち主なのかもしれない。

ウシジマくんの獅子谷兄も腕、脚の骨折をした状態であっても最後まで強気の姿勢は崩さなかった。菅原はファッションといい、肉体派っぽい感じといい、悪知恵でお金を稼ぐところといい、何となく獅子谷兄に似ているので、そういった胆力は持っていてもおかしくない。

今回はいわゆる半グレ、輩的な方法論で暴力をもって解決を図ろうとしていた短絡的さが山城にとって想像以下であったというような描写であった。先週は忠実な部下と思われた久我が壬生の仲間であったと発覚するなど、株を落としつつある上に、作中最も賢そうで悪質そうな壬生に土下座までさせてしまっている菅原は、やっぱり再起不能になると考えるのがメインシナリオには変わりないと思っている。

新キャラ市田智子は烏丸の知り合い

特に京都の地名ではないかと思うが、と思ったら京都府久世郡久御山町に市田という地名があった。

実は漏れているだけでほかのキャラも京都の地名が含まれているのかもしれない。

烏丸の知り合いである彼女は今のところそこまで話に深くかかわってきていないが、森田ですら再登場したことを考えると、今後の登場があるのかもしれない。

市田(新聞社)を使うのは、九条の作戦のように思えるが、ウシジマくんも九条も周囲に警戒されているが、ウシジマくんと違い九条は人間関係そのものを拒んでいるようには思えない。

市田とも直接的な面識があるのかは不明だが、謎に包まれた九条の交友関係は意外と広いのかもしれない。

九条の大罪 第21審以降の展開は? 

20審以降はもはや菅原サイドに逆転の目はなさそうだが、菅原、山城がどうなってしまうかが見どころ(心配)である、と書いていたが、とりあえず山城は大ピンチである。

少なくとも何事もなく乗り切るということはなさそうである。

菅原の落ち着きも気になる。何となくみんながスカッとするハッピーエンドでの着地ではないような気がすると、もしかしたら菅原、もしくは山城は大逆転で今のような悪さを続けるということも存分にありそうな気がする。

漫画雑記
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