じっちゃまメモ2022年4月27日

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「北野誠のトコトン投資やりまっせ。」4月27日 – YouTubeでの広瀬隆雄さん登場シーンの備忘メモです。ざっくりとしたメモになっています。詳しくは番組をご確認ください。

本記事は情報の整理を目的としております。

じっちゃまメモ2022年4月27日

5月4日FOMCのシナリオ。先週あたりFRB高官がタカ派コメントをした。アメリカの株式市場はズルズル下がった。あまりお灸が効きすぎるとリセッションのリスクが出てくるので、そろそろハト派のコメントに転じかかる局面ではと僕は見ている。

早ければ今週末WSJでFRBがハト派に転じているとかそういう観測記事が出るという展開もあるかもしれないと思う。今週マーケットが崩れた場合。

5月4日の利上げは間違いなく0.5%と思う。問題は6月15日で、+0.75%の強いコンセンサスができているが、どうだろねーと信じていない。

今までに見たことがない。2か月+0.5%、+0.75%という利上げを1988年以降1回も。

+0.5%の利上げは2回見てきたが、1回の引き締めサイクルでは1回限りだった。今やろうとしていることは異例。

+0.5%で住宅金利はプレッシャーを受けると思う。もうすでに30年固定住宅ローン金利は5%につっかけ、これ以上引き上げるとパタッと家の購入が止まってしまう。そうでなくても住宅価格はかなり上がり庶民の手に届かない水準。

いまFRBがやろうとしていることはインフレ率が8%を超えているのでなるべく早く利上げをしたい。政策金利が1%ではカッコがつかない。少なくとも「トーク」では急いでいるふりをする必要がある。

いわゆるニュートラルレートと言われる、政策金利2.5%まで大急ぎで持っていきます、というトークをしている。それが効いて株価が下がっているが、実際の政策金利はそこまで行っていない。

市場をうまくなだめながら2.5%に持っていく、非常に苦しいことをやっている。一つ間違えればハチャメチャになる。それは株式の投資家が嫌うこと。焦っているオーラが出ないようにする必要がある。

それはパウエルは得意中の得意。

ーネット企業は金利上昇で売られそう?

はい。ただPERはかなりリーズナブルに下がっている。そろそろ割高とはいえない水準に来ている。あとは個々の企業の決算の取りこぼし、NFLX ネットフリックスの新規加入者が減ったとか、昨日のGOOG アルファベットのYoutube広告売り上げの伸びが、という個々の決算ではおよよ、という決算がいくつかある。でも全体はボロボロではないと思う。

今のところテクニカルチャートは何とかトリプルボトムを形成できるか、というところ。踏みとどまっている。プットコールレシオ、ブルベア指数、VIX指数などを全部見てもかなり陰の極に近づいている。

どちらかというとアップサイドが入りやすいかと思う。

-TSLA テスラが昨日下げたが、イーロンマスクのTwitter買収については?

金持ちの道楽ですね。あれでテスラが売られました。買収総額は440億ドル。そのうち210億ドルは株式資本で買収し、残りは銀行からの借り入れという資金調達計画。

銀行支団が融資をするにあたってイーロンマスクの持っているテスラの株を担保として供出する、掛け目(どれほど株を銀行団に貸せばそれに対してお金を貸してくれるかの比率)は2割。

それだけテスラの株が乱高下するから、掛け目を引き上げられないと支団は考えていると思うが、たくさんのイーロンマスクの持ち株のうち、かなりが拘束されるということ、それでもし株価が下がって担保不足になるとかなわないから、銀行に売られたらたまらないな・・という思惑で株価が下がったと思う。

これは我々も一緒。FXとかCFDでトレードするとき、マーケットが動いてやられになったら強制決済される、それと仕組みは一緒。

強制決済のリスクを市場参加者は見ている。だから今の内に売っておけとなった。

ただ掛け目が20%というのはレバレッジが凄く低い。相当テスラの株が動いてもそういう(強制決済)にはならない、保守的な態度だと思っている。

ーテスラをビルゲイツがショートしていると話題になっているが

相場は必ず解決を考えないといけない。空売りしたら買い戻さないといけない。ビルゲイツがショートしているなら、将来の買い圧力が生じるだけだから心配してもしょうがないのでは。

いかに名経営者イーロン・マスクと言えどTwitterのテコ入れでできることは限られている。非常に儲かっていないSNS。これまでもサブスクリプションとかが試みられたが強く打ち出せていない。

売上高の90%くらいが広告収入で、それはブランド広告みたいなターゲットが絞り込めていない広告しか有効ではないという現実がある。

そこでイーロンマスクが出てきて、言論の自由を、とコンテンツをあまり監視しないとなれば、ただでさえ誹謗中傷やフェイクニュースであふれているSNSだからtwitterが汚らしいところになるかもしれない。

汚らしいところにはブランドの広告主はイメージ既存を恐れて広告を出せない。

あとEUがデジタルサービスアクト、という新しい法律を打ち出してネット企業はもっとコンテンツを監視しなさい、というのが出された。昨日EUとイーロンマスクは火花が散ったが、そういうこともあってほとんどテコ入れできないと思う。

ー今後は金融政策で緩和的なメッセージが出る可能性がある?

はい。ごく目先は上だと思う。

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