九条の大罪 第147審 承認の欲求⑥

真鍋昌平 ビッグコミック 九条の大罪 漫画

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第147審 あらすじ ネタバレ注意

九条、烏丸、薬師前がブラックサンダーを連れて緑の多い公園を散歩している。

ブラックサンダーがタバコを飲み込みそうになるのを助け、九条は

もしブラサンが飲み込んで病気になったら

ポイ捨てした人間を不法行為で損害賠償請求してやると言っている。

黒いジャージを着た小太りの男が電子タバコを吸ってアパートの外にいる。

部屋の中ではムーちゃんが雫にキレ散らかしている。

雫は人をだますのは嫌だと言っているが、

その雫の髪を掴み強引に放り投げるのが、先ほど外で電子タバコを吸っていた恭一である

遺体の、注射器、犬小屋で反省、客引きの4択を雫に迫る恭一。

それを見てムーちゃんはカッコいいと言ってラリったような目でうっとりしている

恭一が雫を拘束すると、電話がかかってくる。

相手は九条で、恭一は田中恭一というらしい。

180万円の請求について、

本番禁止の違約金100万円は争うといい、

さらに性病検査と待機保障費の80万円についても損害を確認したいという。

そして、お金を払った場合も刑事事件にならない保証はないと田中恭一を脅す九条。

合理的な損害ならば示談交渉すると付け加える。

被害女性のバブミが雫花ぴえんでは?と聞く九条に対し、何で知ってんの?と反応する田中恭一。

八幡が困っている。成功報酬の3000万円が入金されていないようで、

姫愛羅のマンションの更新が滞っているようだ。

姫愛羅は支払いの滞りを指摘し、無理なら出て行くと強気である。

八幡は事務所の運転資金から1,800万円の今月の支払い分を出そうと電話をするが、

秘書らしき女性に止められる。

そもそも運転資金の口座残高が200万円しかなく払えないようである。

スマホを投げつけ、前髪を掴みながら八幡はブツブツと

深泥池からの預かり金を今月の支払いに充てようという算段をたてている

第147審  感想

九条と田中恭一のやり取りであるが、何でもお見通しの九条に対し、

田中恭一は分が悪い。

丸山が九条を頼ったのがナイスであったと言えるが、

実は九条が雫花ぴえんがバブミであることに気づけたことは丸山のAV好きによる部分も大きい

丸山は今回美人局に遭ってしまった変態であるが、「持っている」男である。

姫愛羅が一変している。女性の怖さが垣間見える。

お金を払ってもらえるうちは、バカにされたり、偉そうにされたりすることも受け入れていたが、

それはあくまでビジネスとして成り立っているから、八幡がお金を繰れているから、

であって、金の切れ目が縁の切れ目であるということを、強くシグナルした。

お金だけで何もかもが成り立っているという考え方もあればそうでない考えもあると思うが、

例えば外食店の店員さんが愛想よくお客と接するところにも、お客さんがお金を払ってくれるから、ということが当然ある。

では、店員さんが店外で急に冷たくなるか、というとそういう人もいるかもしれないし、そうでない人もいるだろう。

冷たくならない店員さんの中にも、店外で会ったお客様であっても、また来店客になるかもしれない、という理由でフレンドリーに接している人もいるだろう、というかそういう人が大多数と思われる。

しかし、姫愛羅やパパ活女子にとって、パパとは結局コスパであり、パフォーマンスに当たるお金の部分が下がってしまえばパフォーマンス÷コストの解は小さくなる。

一見煌びやかでビジュアルも良い八幡であるが、金がなければ単なる「おじ」でしかなく、

姫愛羅はアイドルの追っかけをしているが、

はお金と役割について、非常にプロフェッショナルである。

いま改めて見返してみると142審で、姫愛羅はアイドルに彼女が居たらどうする?と心愛に聞いていて、

いるに決まっていると返され、一瞬無言になっている。

これは、姫愛羅はアイドルの推し活に9万円を使ってはいるものの、

ふと冷静になるとアイドルたちからしても自分たち女性との交流はあくまでお金を生む手段であり、

逆の立場としてコスパの良いパパ活にシフトしている姫愛羅だからこそ、その本音と建前の違いを改めて理解しふと寂しくなっている、というような表情に見える。

裏を返せばパパ活などしない女性にとっては、アイドルは美しく、気高い存在であり続けるのだろうが、

姫愛羅は自分自身が汚い部分を知っている、やっているからこそ

アイドルに対してもそのような幻想を抱けないのかもしれない。

九条の大罪 第148審以降の展開は?

イケてる風の八幡が一気に転落しそうである。

深泥池、という名前も非常に不吉で霊的な伝説のある京都の地名でもあるようだ。

繰り返しになるが深泥池が八幡に預けたお金は、元をたどれば

黒谷がゴールデンGUYから持ち逃げしたお金であるに違いない。

そしてゴールデンGUYはほぼ反社まがいの集団と考えると、深泥池単体のお金を勝手に使うこともまずいし、

ゴールデンGUYからくすねたお金を使いこむこともよりまずい。

まさに泥沼にはまりつつある八幡だが、今回の3000万円の成功報酬、間に合うのかなと非常に心配である。

というか間に合ってしまったら何もありませんでした、で話が終わってしまうので、どこかでさらにヤバい資金繰りを行うか、使い込みがバレることはほぼ確定的なのではと思う。

これまでの登場人物
  • 九条 間人(くじょう たいざ) 弁護士
  • 鞍馬 蔵人(くらま くろうど)検事。九条の実兄
  • 烏丸 真司(からすま しんじ)九条の事務所のイソベン(=居候弁護士。弁護士事務所に雇われている弁護士のこと)現在は流木の事務所に勤める。
  • 壬生 憲剛(みぶ けんご)自動車整備会社社長・コワモテ
  • 有馬 (ありま) 弁護士
  • 嵐山 (あらしやま) 刑事
  • 莉乃(りの) 九条の娘。
  • 植田 篤彦 自殺をしたおじさん 口が悪かったらしい
  • 流木 信輝(ながらき のぶてる)白髪の高齢の弁護士 九条の父と面識あり
  • 山城 祐蔵(やましろ ゆうぞう) 弁護士 九条の父と面識あり
  • 菅原 遼馬(すがわら りょうま) 介護施設輝幸代表 輩
  • 久我(こが) 菅原の部下
  • 家守華恵(いえもり はなえ) コンサルティング会社経営
  • 佐恵子 家守華恵の義理の妹
  • 金本 卓(かねもと すぐる)大柄な不良 力士を目指していたらしい 父がヤクザ 故人
  • ミヨコ 金本の同居人
  • 曽我部 聡太(そがべ そうた) 配達員 壬生の後輩の下の人間らしい
  • 薬師前 仁美(やくしまえ ひとみ) ソーシャルワークつぼみ代表の女性。烏丸の知り合い
  • 宇田川 良子
  • 森田 ひき逃げ犯
  • 郷田 ヤクザ風の男
  • 市田 智子 毎朝新聞社会部 烏丸の知り合い
  • 京極 清志(きょうごく きよし) 伏見組の若頭
  • 佐久間 謙一(さくま けんいち) 京極を襲撃した輩
  • 笠置 雫(かさおき しずく) 男性を殺害した若い女性、キャラクターのタトゥー
  • 中谷 修斗(なかや しゅうと) イケメン。マッチングアプリで雫と出会う 故人
  • ムーちゃん 39歳。ぼったくりバーの客引き。
  • 外畠(とのはた)雫の母衣子の内縁の夫
  • 粟生(あお)怪しい男。修斗とつながっている。
  • 亀岡 麗子(かめおか れいこ) 人権派弁護士
  • 田城(たしろ)雫のメイク担当
  • 小山義昭(こやま よしあき)=小林(こばやし)? トゥールビヨン企画の代表取締役
  • 白石 桃花(しらいし ももか)AV出演強要を訴えるモデル
  • 寿樹弥(じゅきや) No1ホスト
  • 笠置衣子(かさぎ きぬこ)雫の母親
  • 深見 警察官、組織対策課3年目
  • 又林 深見の先輩らしき警察官
  • 嵐山信子=愛美? 嵐山刑事の娘 故人
  • 犬飼勇人 嵐山信子殺害の為、少年刑務所に服役中、壬生の地元の後輩
  • 衣笠美穂 嵐山愛美の元飲み友達。
  • 炭山部長 嵐山の上司
  • 金ヶ原 ヤクザが原因で銀行口座を作れない女
  • 紗理奈 小山の娘
  • 門脇数馬(俳優志望➡サパークラブ勤務)
  • 音羽千歌(歌手志望➡ギャラ飲み女子)
  • 数絵 門脇数馬の妹。生まれつき体調がすぐれない
  • ももよ 数馬の俳優時代からのファンで風俗で働く
  • 山梨新一 整形外科医 エッチそう
  • 伏見組長 伏見組の組長。現在服役中。
  • 川原社長 数馬を大人の運動会に紹介したらしい
  • 小松 坊主頭の男。
  • 東村ゆうひ 烏丸の元居た法律事務所の人と思われる
  • 知恵光院翔 ライップスコーポレーションの男。門脇数馬に投資詐欺を行う。
  • 片桐士郎 私立探偵。壬生の依頼で数馬を助けようとする
  • 宇治信直(うじのぶなお) 検事部長。
  • 京極猛(きょうごく たけし)京極清志の息子。
  • 烏丸克伸 烏丸の父で東大法学部➡商社勤務。「東海道新幹線連続殺人」による無差別殺人にて亡くなる。
  • 雁金正美 (かりがね まさみ) 伏見組若頭補佐
  • 鍛冶屋小鉄(かじやこてつ)伏見組構成員
  • 艮克成(うしとら かつしげ)破門絶縁元ヤクザ
  • 出雲 死刑判決が出た男。詳細不明。同一人物か不明だが出雲という京極を慕うヤクザもいる
  • 船井 電車で暴行を行うオタのオッサン
  • 中林敏子 (なかばやしとしこ)烏丸克信を殺害した連続殺人犯に殺害された被害者
  • 鞍馬 行定(くらま ゆきさだ)九条の実父、検事
  • 佐山 弁護士。
  • 宇治 金、頭脳、暴力の三拍子が揃っていると雁金に評される伏見組のヤクザ。壬生の知り合い。
  • 白い男 明治以前の教えを伝える塾にいた変な奴、と壬生に言われている。白のハット、スーツ。
  • 白栖 雅之 白栖総合病院医院長
  • 白栖 正孝 白栖医院長の息子
  • 相楽 弘毅(そうらく こうき)東村ゆうひ弁護士事務所所属の弁護士
  • 平川 幸孝(ひらかわ ゆきたか)白栖医院長の次男で正孝の弟
  • 白栖 早苗(しらす さなえ)白栖正孝の妻
  • 平川 恵理子(ひらかわ えりこ)平川幸孝の妻
  • 山根 白栖正孝の学生時代の友人で現在は勤務医→製薬会社の査定の医者に転職
  • 朝倉優子 東村ゆうひ弁護士事務所所属の弁護士
  • 射場雅弘 白栖総合病院事務局長 
  • 有馬剛 事件屋 
  • 池尾 白栖総合病院の秘書 素行が悪く借金があるらしい
  • 比嘉 マッサージ氏の親戚
  • 百井 ヤクの売人
  • 佐々木求馬 伏見組のケツモチがいる、と騙り恐喝をするチンピラ 百井の知り合い
  • 井出 出雲の部下的な立場の人間
  • 中川 ゆめ 曽我部が家に遊びに行く中の女性 
  • 野村乃蘭(のら) 百井からボスと呼ばれるマリファナのグロワー
  • 中野 マリファナ所持で捕まったらしい。九条の顧客。
  • 髭鼠 のらのマリファナを作る作業員。
  • 梨沙 りさ のらの娘
  • マリア のらの家の家事をするシッター
  • 草生 出雲の部下。香港?で壬生を見つける。
  • 烏丸晃子 烏丸の母。
  • 心愛(ここあ)男性アイドルを追っかけると同時にホスト一ノ瀬貴族に買掛をもちパパ活を行う女性
  • 姫愛羅(てぃあら) 男性アイドルを追っかけると同時にパパ活を行う女性
  • 村田(偽名) 姫愛羅にお金をくれるシュッとしたじじー
  • 八幡聡明(やわた としあき)八幡弁護士事務所の弁護士、九条と同期、姫愛羅のパパ
  • 一ノ瀬貴族(いちのせ きぞく)ホストクラブ REIGNレギュラー
  • 深泥池哲也(みどろがいけ てつや)スカウトグループ ゴールデンGUY幹部
  • 黒谷 スカウトグループ ゴールデンGUY幹部 大金を盗み失踪中
  • 丸山 デリヘル「ニュルルポンポン」から脅されるおじさん
  • 田中恭一 眼鏡をかけた小太りな輩風の男。ムーちゃんの男?
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