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九条の大罪 第51審 あらすじ ネタバレ注意
一気飲みを強要する小山だが、知るか!と声を荒げる数馬。
どうも千歌は店長で、数馬は従業員みたいだ。土下座して謝る千歌。
涙ぐみ、一気飲みをしたあとの数馬は地面に倒れてしまう。
何故こんなことをするか問いかける千歌に、嫉妬だと答える小山。
若いイケメンはただで千歌ちゃんとやれるが、その価値に気がついていないこともムカつくと。
小山と千歌が去った後に、残った壬生にタクシーを呼ぼうとする数馬。
壬生は笑われることを率先してやるのは勇気がいることだという。
続けて、なんであの店で働いているか聞く壬生。
役者を目指したが借金を抱えているからだという。
中学の文化祭の演劇で主演をつとめたこと、それに妹が凄く喜んでくれたことが役者を目指すきっかけだったと。
妹は生まれつき体が悪く、入院と自宅療養を繰り返しているらしい。
役者を目指してないで、金を稼ぎたいと言う数馬に、何故金持ちが金持ちアピールするかわかるか聞く壬生。
人は金と影響力のある人間にひざまづくから、金持ちアピールが手っ取り早いという。
本気で金持ちになりたいかを尋ね、はい、と答える数馬にまずは100万円ためてみたら、俺のところに来いという。
数馬が職業を尋ねる
壬生は自動車整備工場勤務と答え、安心した様子だ。
壬生が去った後にサパークラブの同僚と思われる男性が現れる。
壬生はうちの店に出資したオーナーで、飲み屋やラウンジ何軒も経営していると知らされると、まじか、と微妙な表情の数馬。
屋外の階段に座り、缶コーヒーに吸ったたばこを詰めながら千歌の帰りを待つ数馬。
千歌のアパートの前の階段に居るようだ。
しかし千歌は帰ってこなかったのか、そのまま自分の家っぽい汚い部屋に帰り電話をする。
母へ仕送りをしばらくストップすることを電話でわびる数馬。
数絵の病気のことばかり心配しないでと言われる
今月100万円集めると決意のメールを壬生にする数馬。そのメールを九条の事務所で受ける壬生。
つづく。
九条の大罪 第51審 感想
優しい?壬生さんが見られた会であったが。はたして。
金持ちかどうか完全にクリアではないものの、多分小山はそれなりの金持ちではあるのかもしれない。
少なくとも高そうな服を見に纏い、社長と言う立場でお金を使って女性をコントロールしているようだ。いっぽう、数馬はお金がない。
部屋は衣笠美穂の部屋ほど荒れていないが、一人暮らしの男性の部屋らしくカップラーメンやゴミ袋が散らかっていた。
金持ちかどうか完全にクリアではないものの、多分小山はそれなりの金持ちではあるのかもしれない。
少なくとも高そうな服を見に纏い、社長と言う立場でお金を使って女性をコントロールしているようだ。
しかし、本当のお金持ちがあんなこれ見よがしな恰好をするかと言われると、うーん、という感じだ。
小山はAVメーカーの社長であることは事実だと思うけれども、何となく詐欺師とかそういう類の人のように見える。
だから壬生が金持ちアピールをする人、と同じ理論で使用しているお金は多いものの借金まみれだったり、使う金も入ってくる金も多く、真の裕福な人間ではないのかもしれない。
いっぽう、数馬はお金がない。結果的に千歌のギャラ飲みや、数馬自身の体を張ったサパークラブでの賃金で生活し、さらに数馬は自分のお金のいくらかを実家に仕送りしているのだから、お金を貯める、ということが全然進まない。
今になって妹の健康や実家の安心と自分の夢を天秤にかけると、やはり夢よりお金が重要であったことに気付く数馬だが、その夢も純粋に自分がやりたい夢、というより妹の数絵が喜ぶのが嬉しい、という理由で目指した道である。
俳優になり、売れることで稼げるようになり、妹も幸せになる、という現実があまりにも厳しかったことを悟り、他の道を模索しようとすること自体は良い事のように思う。
それでも入れ墨をゴリゴリに入れたコワモテがいい人そうだからと言って頼ってしまうあたり、数馬自身も少し計算ができないというか、察しが悪い人間なのだろう。
確か金本が曽我部を虐めていた時に、不良は弱い人を見つけるのに敏感だ、みたいな表現をしていたと思うが、それに照らし合わせるならば当然、壬生も不良であり、弱っている数馬からは搾り取ろう、利用してしまおう、という考えが瞬時に浮かんでいるはずである。
第52審以降の展開は?
壬生は複数の店のオーナーをしたり、今後数馬を何かに利用しようとして、力や影響力を拡大させようとしている。
もちろん、その先には因縁の京極への報復という目的がありそうなのだが、それ以前に眼前の脅威の排除としては犬飼の出所後の対応のようにも思える。
個人的には壬生の醸し出す雰囲気はウシジマくんっぽいなと思っており、丑嶋同様に壬生も体格を見る限りは強そうである。
そして、強いだけではなくめんどくさい問題をなるべく手を汚さずに解決するところも似ているのではないかと思っており、お金の為だけではなく何か自分のピンチの際に役立つように、と数馬に対して考えているのかもしれない。
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