チャートパターン Lower High ロウワーハイとは

チャートパターン Lower High ロウワーハイとは 資産形成

株式の勉強についてはいろいろと順序・優先順位があるかと思いますが、ビジュアルにわかりやすいチャートについては、金融知識、数学的な考え方、語学も不要なので、初めに知っておくには良いかと思います。

私はじっちゃま(広瀬隆雄さん)のYoutubeひたすらに繰り返し聞いて投資の勉強をしていますが、その中で気になった言葉を整理していきたいと思います。

投資にはリスクが伴いますので自己判断・自己責任にてお願いいたします。

チャートパターン ロウワーハイ Lower High 苦戦を予感させるチャートパターン

2020年12月3日 「ロウワーハイ」Lower Highのチャートパターンを描いているので記載します。

今後伸びが苦しくなりそうなパターンです。

Twitter/Youtubeを中心に株式の情報収集と勉強をしています。

google検索でも「ロウワーハイ」「Lower High」と入力しただけでは出てきませんが、アメリカのテクニカル分析の中では考慮すべきポイントのようです。

Amazon Stock Price (AMZN) – Investing.com

様々なチャートパターンの例についてはオニールの成長株発掘法のようなしっかりした本で学ぶことがベストですが、ザクっと考え方だけ知りたい人向けの記事です。

Amazonの長期チャート。10バガーをとっくに達成したハイパーグロース企業。

Amazonについては知らない人は1%程度しかいないと思いますが、ご覧の通り株価は激伸びしています。

2014年12月ころにAmazon株を買って持ち続けている人は2020年12月時点でおよそ10倍になっていますし、もし2000年ころに持っていようものなら100倍以上という凄まじい伸長率を果たしている銘柄です。

直近においても超ざっくりというならば伸びている企業ですし、書店などでは「GAFA」「GAFAM」なんて呼ばれている企業群の戦略であったり経営者についてはまさに「経営の教科書」のごとくディスプレイさせており、イケているとしか言いようがない会社であります。

「倉庫を空中に浮かせてみよう」とか文字通りぶっ飛んだ発想もあり、驚かされます。

そんなイケているAmazonのチャートパターンにちょっと不吉なシグナルが発生しています。

先に断っておきますとこういったシグナルについては未来を100%予告するモノではありません。

ラフな気持ちでふーんと眺めていただければよいと思っています。

いくつかの判断基準の一つとしては検討しうる内容のようです。

チャートパターン Lower High ロウワーハイとは

高値がじわじわと下がりながら下落を続けるパターンで、あまり良くないシグナルと捉えられています。

〇を付けた部分が「高値」ですが、9月に記録した高値から下落後、再び上昇した10月の株価(高値)が、9月の高値に届かずに下落、その後、再び下落後上昇しますが、11月の高値はさらに低いものとなっているという現象を指します。

〇の位置が少しずつ下がっているような絵面を見かけたら警戒を強めるということです。

今回取り上げられているチャートの背景に、例えば「ピークデジタル」=デジタル関連の高PER企業の成長が鈍化しているのでは?などの疑問を感じるなどが感度として求められるようです。

一方Amazon自体は直近でも売り上げ・利益が好調であったり、目下の売上は好調に推移していると想定されますので「先は読めない」という姿勢が正しいと思いますが、高い成長率を誇っている会社であってもいつまでも無限に伸び続けるわけでは無いと油断しないことが大切に思えます。

チャートパターン Lower High なぜ下落のシグナルか

ここからは私の勝手な推測です。

2つめの山が1つ目の山を越えられず下落・・・ということの繰り返しには、

このあたりで利益を確定させよう・・・

というような心理が市場に働いているということです。

仮に個人であっても「いったん下がってしまった株価が元の水準まで戻りつつあり、さらに伸長していくであろう」という見通しであれば、そのまま株を持ち続けたり、新たに買い増したりという行動になると思います。

いっぽう、ある程度元の値段に戻ることで、一時的に発生した損を取り戻せたな。という状況であれば、元の値段に戻り再び下落することを恐れ、ある程度回復が見込めた段階で売りたいという心理ではないでしょうか。

これが多くの投資家(含む機関投資家)で起こることで、ロウワーハイのチャートを描くものと思います。

さらに別の言い方をするなら、サッカーで1:1から2:1に点を取られてしまったあと、ふたたび2:2に戻ってきた際に、追いついたチームが「よしチャンスだ」とガンガン攻めに回り、スタジアムも熱狂しているのか、あるいはここで引き分けに持ち込めそうだ、と守備を固めるのか

というような状況に近いのではないかと思います。

戦術として後者もあり得ると思いますが、逆転のモメンタムが強いのは前者だと思います。

悪いチャートパターンは売り?

気にする必要はあると思いますが、即売りというわけでは無いと捉えています。

チャートパターンはいわゆる「ジンクス」をまとめた傾向で、相関関係は有っても他の要素も未来に作用するということで、

例えば野球でいうと

「0-3」というカウントからは次はストライクを取りに来る

というような過去の経験に基づく予測だと思っています。

チャートパターンも参考にしつつ、自分の頭でどうなるかを推測することや情報を集めることが大事そうです。

資産形成
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