後悔しない細胞核オーバーロードのやり方/効果 管理人の1か月実体験あり

筋トレ

「細胞核オーバーロード」というトレーニング理論を耳にしたものの、やり方がわからない、効果はあるの?という方がいらっしゃると思います。管理人が1か月実施したやり方と結果についてお伝えします。

後悔しない細胞核オーバーロードのやり方/効果

細胞核オーバーロードとは?

細胞核オーバーロードとは

・筋肉を傷めることにより、「衛星細胞」が「筋細胞」となり増加する
・この増加を行うため1か月間同部位の筋肉を使い続けるトレーニングを行う

タンパクくん
タンパクくん

これは難解ですね・・・

パクパクさん
パクパクさん

トレーニングって「休養」するために間をあけたり部位を分けてやるって聞いたことがあるけれども・・・

従来のトレーニングでは部位によりますが、トレーニングをした部位(筋肉)につき2~3日程度休養をし、その間にたんぱく質などを取り入れ回復、その際に成長していく。という理論が主流で、私の別の記事でも部位ごとに分けた分割法と休養を推奨しています。「毎日トレーニング」という理論は通説とは逆の理論になり、注目されているようです

管理人自身も「筋トレにOFFは必須」という考えのもと長年トレーニングしてきましたので、こういう考え方については聞いたことがなく、実践したことも当然ありませんでした。今回は実際に管理人がやってみたやり方と結果について共有します。

細胞核オーバーロード 具体的なやり方(期間・トレーニング内容)

やり方

以下自分の行ったやり方を紹介します。

オーバーロード期間

期間
 2020年1月5日~2月4日(31日)

内容
 ベンチプレス60㎏×10~25回を原則毎日1~3セット行う
 ※10~25回と回数の幅が大きいですが、好調な時は20回以上、不調時は
  10回程度としていました。

備考
 4日に1度は通常のベンチプレス90㎏×6×3セット程度に変更
 ベンチプレスを行う日は別途背中・肩・脚のいずれかをトレーニング

休養期間

期間
 2020年2月5日~18日(14日)

休養期間トレーニング内容
 胸の筋肉を強く使わない背中・肩・脚のトレーニングのみ実施

シンプルに申し上げますと、対象となる「胸」のトレーニングとして、「ベンチプレス」を低負荷×毎日を31日間、その後2週間の休養、その後計測という内容で

2020年1月5日当時管理人のベンチプレスのMAXは110㎏でした。低負荷高回数と怪我のリスクを考え、ある程度REPS(回数)をこなせる重量ということでMAX重量の55%程度の60㎏に設定しました。

実施中の感想

・1月15日(開始10日頃)までは特に不調もなく継続できた。

・60㎏のREPS数はその日の体調にもよるが、1月15日~20日頃は伸びた

・1月16日朝、肩が痛む。トレーニングできないほどではないため継続。ベンチプレスが原因か、ジムに行く頻度が増え方のトレーニングが増えたことが原因は不明。

結果

1.2月19日の計測時時点での成長
 ベンチプレスMAX110㎏(変化なし)

2.その後のベンチプレス伸長スピード
 3月28日まで通常の週2回程度のペースでトレーニング継続したがMAX110㎏のまま

残念ながら私については効果はなかったと言って良いです。

細胞核オーバーロード 効果検証

細胞核オーバーロード自体の効果検証

細胞核オーバーロードについていくつかサイトを確認しましたが、「効果ある」という説と「効果ない」という説が両方ありました。私の状況踏まえて「なぜ効果が出なかったのか」以下推論です。この項目についての結論としては効果を出す方法もあるのかもしれないが、再現性に乏しいのでは、という推論になります。

負荷の設定/トレーニング難度が高い

「毎日トレーニングをし、怪我をせず、細胞核を増やすだけのダメージを与える」ということについての適切な設定を行う困難さがありました。ほとんどの人が全くやっていないことをやる為、加減がわからず、初期の設定が困難だと思います。例えば自分の場合は60㎏で設定しましたが、仮に40㎏の設定だと全く意味がないように当初感じました。結果的に60㎏が重すぎたのかも良くわからず、再検証にも時間がかかります。

年齢、トレーニング歴などの変動要素

細胞核が増えたかどうかは別として、このやり方で成果が出ることについて、年齢やトレーニング歴による筋量・挙上重量の伸び代の差が考えられます

私の場合は、年齢が30代、ずっと鍛えていたわけでは無いですが、冒頭にも書いたベンチプレス110㎏ということで超初心者という域ではないと思っています。よってトレーニングの成否にかかわらず伸びしろは少なかった可能性があり、結果的に効果を感じられなかった可能性もあります。私の感覚としてベンチプレスが120㎏になれば効果あり、130㎏以上であれば非常に効果あり、と思っていましたが全く伸びなかったので残念ながら数値に見る効果はなかったと判断しています。

一方全くトレーニングをしたことがない人間が毎日やった場合、トレーニング内容の多少の違いはあっても1か月間トレーニングをすれば重量が大幅に伸びることが想定されます。しかし、肝心の「果たして細胞核が増えたのか」については細胞核の数を測るわけでは無いと思いますので、検証が出来なさそうです。

そもそもの環境の変化

細胞核オーバーロードの実践にあたり、自分の場合は毎日ベンチプレスを行うということもあり、当然ながら結果的に「毎日ジムに行く」・「毎日トレーニングをする」という変化がありました。(今までは週4日~5日程度でした。)これはとてもいい事なのかもしれませんが、個人的には完全に毎日行くということを実践すると以下の問題がありました。※もともと毎日ジムで追い込んでいるような人であれば本項目は関係ありません。

  • 体調が悪いときがある
  • ジムに行く以上ベンチプレス以外のトレーニングも結局するのでそもそものトレーニング回数、疲労が増えすぎる
  • 毎日ジムに行く時間を作る為、睡眠に悪影響がある(異常な早起き、夜のトレーニングなどが必要な場合が存在した)
  • ベンチプレスをするため、その他のトレーニングの強度が下がる
  • メインとなるベンチプレスの日に胸・肩がかなり疲れている

非常にくだらないかもしれませんが、実践した私としてはこれら5点については細胞核オーバーロードをする以上避けては通れない一方で、毎日ジムに行くことがルーティーンでない人にとっては解決のしようのない問題であったように思えます。

最後のその他トレーニング強度の犠牲については直接細胞核オーバーロードとは関係のない話ですが、細胞核オーバーロードに興味を持たれている方は、「1か月かけて特定部位だけを強化し、他は筋量や筋力が落ちてもよい」という考えではなく、「トータルとしてボディメイクや挙上重量アップに興味がある」と思い追記しています。

まとめ

細胞核オーバーロードは毎日特定部位に負荷をかけるトレーニングを行い、休息後に筋力アップを図るトレーニング理論です。

管理人が実施した限り効果がなかったです。

管理人の実践方法が正しくない可能性がありますが、実施後の体感・論理的に考えると、確実に成果を出すことは難しいと思います。全くトレーニングをしたことがない方が毎日トレーニングを行う、という場合結果的に成果が出ることはあり得ると思いますが細胞核オーバーロードがベストな方法かは分かりません。

結論、私には成果がないトレーニングでしたが、もし実践される場合は「確実に成果が出る」、「この方法で何人にも効果を出した」という信頼のある方と、綿密な計画を立てた上で実践すべきトレーニングだと思います。当サイトでは分割法によるトレーニングをお勧めいたします。

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