コミックス好評発売中です。
九条の大罪 第141審 あらすじ ネタバレ注意
ブラックサンダーと公園を散歩する九条。
リードを引く九条の力に逆らい、帰ろうとしないブラックサンダーだが、おやつをあげるという九条に一瞬顔をあげる。
しかし、帰りたくないブラックサンダーは引き続きその場にとどまるが、九条が抱っこをして連れ帰る。
ヤクザ伏見組の入り浸っている雀荘宇治と久我がいる。
卓には出雲が座っており求馬が連れてこられている。求馬をタイで働かせるという出雲は、さらに宇治もタイに行くよな?と問う。
断る宇治。
留守の間組を止めるわけにいかず、金を回す人間が必要だという話を出雲にする。
組はお金ではなく誰のために血を流したかで立つという出雲に、その理屈で皆が黙る時代は終わったという宇治。
組長からもめ事を起こすなと言われていること、京極がやりすぎて絶縁になったことを出雲に言う宇治。
宇治にボディブローを入れる出雲だが、宇治はびくともしておらず出雲から目を離さない。
京極の名前を軽々しく使うなという出雲。
組に戻る宇治は雁金と話をする。雁金曰く、出雲は雁金を出し抜いて若頭になるつもりだという。
出雲が前に出れば宇治は出雲の財布になる、だが雁金につけば宇治の稼ぎに対し、出雲に手は入れさせないという。だが、いずれ雁金が頭になったら金の流れを締めろ、つまり荒稼ぎはやめろと言う趣旨のことを言う。
出雲は京極に命を張れる、という宇治。
命を張れる人間は組をつぶすのも早いという雁金。
(出雲を)裏切れと?と雁金に問う宇治だが、雁金はすでに宇治は京極の財布をやってられず九条と壬生を使って絶縁に追い込んだのはお前だろ?出雲はそう思っている、という。
スターバックスのフラペチーノの様な飲み物を並んで飲む壬生と菅原。
感動を共有してくれるツレはいるか、と壬生に問う菅原だが、壬生はいないという。
菅原にもそういう人間はいないというが、見込んで認知した子供について壬生が質問する。
少し寂しそうな表情をして菅原は腹違いの息子が5人いて、金だけ送って連絡もないという。
少し優しい表情の壬生が感動したとき俺に連絡してくださいという。
やだよ気持ちわりーなという菅原。
九条の大罪 第141審 感想
ブラックサンダーの描写が少し意味深な感じがする。
一瞬食べ物で気が変わりかけるが、やはり当初の意思通り帰りたくはない。実際おやつを目の前にしたら気が変わるのかもしれないが、動物であっても、目の前の欲望や快楽より、自分としてこうしたいという気持ちが勝つことはある、ということなのだろうか。
雁金はちょっと短絡的である。今のところ座布団が上であるということは言えるが、それだけの理由で宇治の商売を一時的に許し、出雲から守るというのは、宇治にとってメリットというほどのことでもないように感じる。
結局自分がトップに立った際に宇治に目立たれても困るので、その段階では金の流れを絞る、つまり宇治自身の稼ぎを宇治や周りに配るのではなく、今以上に雁金や組に入れることを事前の約束としようとしている。
果たしてこういったことが駆け引きや脅しとして、しかも宇治に対して成り立つのであろうか。
ブラックサンダーであっても短期的なおやつ、よりやや先のこと、つまり家に帰ればおやつを貰える代わりに遊べなくなる、というくらいのことは分かっており、目先のおやつに対しての反応はわずかであった。
雁金が宇治に示す短期的メリットや避けられるデメリットも、中長期の展望も全然魅力的ではなく、ブラックサンダーでもなびきそうにない。
ましてや宇治はすべてがすべて出雲の言いなりではないということが今回示された。
細かい話だが、宇治は雀卓の間に立っていて、出雲は雀卓に座っていた。
それがボディを入れる直前のシーンでは出雲は壁を背にし、宇治はその出雲に正対している。
どういう動きをしたらこういう位置関係になるのかはさておき、いわゆるボクシングでいうコーナーに追い込むような形で出雲に壁を背負わせるこの構図、頭一つ、20㎝くらい出雲より大きく、ボディでもびくともしない宇治は、肉体的にも精神的にも出雲を上回っているという印象を受ける。
もちろん出雲の強さ、怖さは肉体的な強さではなく、京極に命を預けられる、信念や思いの強さによる。だから今後宇治や壬生、菅原が脅かされないわけはないと思うが、全体的に雁金の情けない感じ、過去宇治が「ボンクラ」と言った通りの感じが強調された。
一方壬生は「おやつ」ではないが、フラペチーノの様な飲み物を通じて、甘いものの話、家族との話をし、菅原の心に潜む寂しさにたどり着いている。
たまたま雑談で菅原の子供についても知っていたのかもしれないし、壬生は強いという前提から好意的に解釈しすぎているかもしれないが、目の前のささやかな事象である、フラペチーノに始まり、背景情報である子供の話をいいタイミングで出すことで、菅原に心のうちを自ら話させているのは、自身の理論やヤクザの理論を一方的に振りかざす出雲や雁金とは対照的に感じる。
九条の大罪 第142審以降の展開は?
今回は「其々の思惑」というサブタイトルで、①がついていなかった。だからこの1話がスッと差し込まれ、次の局面に進んでいくのかと思っている。
あと、途中で出てきた「ボンドロ」について、シールの種類かキャラクターなのか良く分からなかったので生成AIに聞いたところ、メイドインアビスという漫画のキャラだと言っている。
ちょっと軽く画像を見てみたがシールとかに出てくるキャラなのかよくわからなかったが、面白そうな漫画だったので見てみたい。




コメント